今月末に5年住んだ大宮を離れ沖縄に帰ることになりました。
そこで「今までやりたいと思いながら、中々やれなかったこと」をやることに。
そのひとつが、新潟のぽんしゅ館へ日本酒を飲みに行くこと。
日本有数の米どころであり、酒どころの新潟県。1泊2日でしたが、新潟の美味しいお米とお酒をしっかり楽しんできました。
新幹線でパッと行くのもいいですが、青春18きっぷがまだ残っていたので、鈍行で景色を楽しみながらゆるゆると鉄道旅行を楽しんできました。
大宮駅~高崎駅
青春18きっぷの旅のスタートはいつもここから。最寄り駅であり、埼玉県随一のターミナル駅大宮。
そして、こちらも青春18きっぷでの鉄道旅行では定番になってしまったドトールのモーニング。
出発の前にはいつもここでモーニングを食べてから、旅を始めます。
今日のメニューは期間限定のあつあつハムチーズ。フレッシュなトマトソースにチーズとハムがマッチしてめちゃくちゃ美味いんですよね。
お腹を満たしてから、高崎線に乗り込みます。
大宮駅から高崎駅までは約1時間ほどで到着。
群馬県のターミナル駅ということで、駅周辺も割と栄えていて駅ナカも充実。
ピアノで有名なのかしら?ピアノを模した時計が。
そういえば、世界文化遺産の富岡製糸場も高崎駅から上信電鉄に乗り換えて40分のところにあるそう。
時間があったら行きたいけど、今回はスルー。
高崎だるま。
高崎駅~水上駅
高崎駅から上越線に乗り換えて水上駅へ。
高崎駅までも車窓から見える景色は割と田舎でしたが、ここから先は一気に自然豊かな風景に。
遠くに雪山が見えたり、大きな川があったり、とにかく豊かな自然が広がります。
高崎駅を出て、約1時間ほどで次の乗換駅の水上駅に到着。
周辺を山に囲まれた水上駅。雰囲気は奥多摩駅にも似てるかも?
駅の前にはお土産物屋や飲食店が並んでいます。
きのこそば、塩ラーメン、温泉まんじゅう、生どら焼き。全部美味しそう。
水上は温泉郷として有名らしく、ちょっと奥に行くと温泉もあるとのこと。いいなぁ。
ですが、高崎~長岡間は電車の本数が少ないので、ゆっくりする暇はなく通り過ぎるだけ。
ちなみにこの水上駅、駅舎自体は新しく立て直したようですが、ホームとホームをつなぐ渡り廊下は木造と、なんだか歴史を感じます。
乗り換えの為に反対側のホームへ。
水上駅~長岡駅
水上駅からまた乗り換えて、次に目指す駅は長岡駅。花火大会で有名なあの長岡ですね。
水上駅を出て、ほどなく電車はトンネルの中へ。
あとで知ったのですが、水上駅を出てすぐの湯檜曽駅~土合駅間はトンネルの中を通る区間として鉄道ファンには有名な区間だそう。
むき出しのコンクリートの壁が何か地下神殿っぽくてちょっとカッコいい。
停車時間は通常駅と同じく短いですが、多くの乗客が電車を降りて写真を撮っていました。
ホーム以外にも、ループしていること(湯檜曾ループ)や、駅入り口からホームまでが階段が長い(土合のモグラ駅)とか色々と面白そう。
降りて散策してみたかったけど、恐ろしく電車の本数が少なかったので泣く泣く断念。
この土合駅を出発して、しばらく走るとトンネルを抜けるんですが、
なんとトンネルを抜けると、そこは雪国でした。
今日出発した埼玉県の大宮では桜が咲き始めているのに、電車で2時間くらい行った新潟県ではまだこんなに雪が残っているという事に驚き。
なんだか不思議な気分で窓の向こうを流れる雪景色を眺めながら、電車に揺られること約2時間。
長岡駅に到着しました。
ここまで来ると雪は全くなく、同じ新潟県と言っても内陸と海側では全く気候が違うというのにも驚き。
長岡駅でB級グルメ「イタリアン」を食べる。
ここまで来ると、さすがに電車の本数も増え、乗り過ごしに怯えることもないので、改札を出て駅周辺をちょっと散策してみることに。
さすが花火大会で有名な街、長岡。駅前に大きな三尺玉のモニュメントが。
ちょっと小腹が空いたので、駅ビルの中で新潟のご当地B級グルメの「イタリアン」を食べることに。
新潟で言う「イタリアン」は焼きそばにミートソースをかけたもので、一般的なイタリアンとは別物です。
全体的に茶色いのが、なんともB級グルメっぽくて良いですね。
味は全体的に甘め。かかっているソースも酸味とかはなく甘めなので、ソース焼きそば感が強いかも。
新潟イタリアンというと、今回食べた「フレンド」と、もうひとつ「みかづき」が有名で、新潟の二大イタリアンなんだそう。
新潟駅周辺を観光して日本酒を楽しむ。
長岡駅から約1時間、ついにゴールの新潟駅に到着!
大宮駅からの移動時間は約5時間!青春18きっぷの移動としてはレベル中くらいの移動時間。
ですが、風景が目まぐるしく変わって楽しかったので、全然気になりませんでしたね。
さて、ここからは新潟のお酒とご飯を満喫!
駅から歩いて行ける酒造見学「今代司酒造」
まず最初に行ったのは新潟駅から徒歩15分の位置にある今代司酒造。
ここでは無料で酒造見学が楽しめます。
普段飲んでいる日本酒はどうやってできているのか?
実際につくっている人の話を聞きながら、普段は見られない酒造りの裏側を知る約40分の見学ツアーは時間が過ぎるのがあっという間。
終わった後は無料でテイスティングもできました。新潟のお酒を隅々まで知り、楽しめる素敵なツアーでした。
新潟魚沼産のコシヒカリを使った贅沢なおにぎり「爆弾おにぎり」
お次は新潟駅構内にある「爆弾おにぎり屋」へ。
ここでは新潟県魚沼産のコシヒカリを贅沢に使った「爆弾おにぎり」が食べられます!
握りこぶしほどの大きさのおにぎりの中には具が2種類。しかも、その具も好きに選べるのでバリエーションが豊富です。
注文してから握ってくれるので、ホカホカ!しかも、米そのものがべらぼうに美味い!
さらに、中の具もより米の旨さを引き出してくれる最高のモノばかり!
あまりの美味さに笑いだしてしまう、おにぎりでした。
新潟県の地酒110種を利き酒できる「ぽんしゅ館」
腹も満たした後は、いよいよ今回の旅のメインと言っていい「ぽんしゅ館」へ日本酒の飲み比べをしに!
ここはなんと新潟越後の地酒93酒蔵、110種類の日本酒を楽しむことができるんです!
500円でおちょこ5杯分と量は少なくはありますが、多くの日本酒を飲み比べできるので楽しい!
同じ新潟の、しかも同じ日本酒でここまで味わいが違うものか…!そして、どれも美味しい!
油断して、ついつい飲みすぎてしまいました(笑)
新潟に行った際には是非ぽんしゅ館に立ち寄って、新潟のお酒飲んでみてください!きっと日本酒のイメージが変わりますよ!
新潟県の
というわけで、1泊2日と弾丸ツアーだった新潟旅行でしたが、めちゃくちゃ良かったです!
あいにく、新潟駅周辺しか回ることができませんでしたが、大満足!
寒すぎず気候的にもちょうど良かったんじゃないかしら。
にしても、新潟の米と酒の破壊力たるや!俺が知っているものとは全く違うくらいに、どちらも美味しかったです。
百聞は一見に如かず。百見は一行に如かず。実際に食べて飲んでみて初めて分かりました。
おにぎりと日本酒の為だけに、また新潟行きたいなぁ。