新潟駅から歩いて行ける!今代司酒造で酒蔵見学ツアーを体験してみた!

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日本一の米どころであり、酒どころでもある新潟県。

新潟県は、蔵元数が93と全国で1位、そして日本酒の消費量も1位、と日本酒になじみが深い土地柄です。

新潟県民にとって日本酒は非常に身近な存在と言えるでしょう。

そんな新潟県民の日本酒への愛は日本酒を飲むことだけに留まらず、越後の地酒の魅力を知ってもらおうと様々な試みを行っています。

以前、紹介した「ぽんしゅ館」もその中のひとつ。

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そして、そんな試みの中で今回紹介したいのが「酒造見学」

なんと新潟県にある約90の酒造のうち、40近い酒造が一般の方に向けて酒造見学ツアーを行っています。

普段はなかなか入れない場所で非日常的な体験が気軽に楽しめることから、日本酒を飲める飲めないにかかわらず酒造見学をする人が増えているそう。

新潟の地酒そのものは美味しくて魅力的ですが、酒造見学はその製造過程や日本酒をつくる杜氏たちの思いを知ることでより日本酒を深く味わうことができて楽しいんですよね。

そこで今回は数ある新潟県の酒造の中でも新潟駅から歩いて行ける酒造をご紹介します!

目次

新潟駅から徒歩15分。創業250年の老舗「今代司酒造」

新潟駅から徒歩15分。

国道沿いの開けた通りで、一際目立つ白い壁と高い煙突のこちらが今回紹介する「今代司(いまよ)酒造」

今代司酒造はなんと創業1767年、約250年の歴史ある酒造です。

今代司酒造では無料、しかも予約不要で酒造見学ツアーを楽しむことができます!

見学ツアーは9時から16時まで1時間ごとに計8回。

見学自体の所要時間は約30分程度とお手頃なので、ちょっとした空き時間を利用して行けるので良いですね。

ツアー開始の10分間までに受付のお姉さんに「酒造見学をしたい」と伝えれば、予約不要ですぐに見学ツアーに参加することができます。

この暖簾をくぐると、中は実際に日本酒を醸している酒蔵。

この向こうに知らない世界が広がっていると思うと、何だかワクワクしてきますね。

今代司酒造では約30分間の酒造見学ツアーを楽しめます!

暖簾をくぐると目の前に現れたのは、古びた少し薄暗い蔵。

中はそこまで広くないですが、蔵の中には酒造りに使う道具や昔使っていた台帳や法被など目を惹くものがたくさん展示されています。

レトロなものが好きな人にはたまらないでしょうね!ちなみに僕も大好きです。

見学ツアーの案内人はなんと今代司酒造の9代目蔵元。

案内人というよりも、まるで親戚のおじさんの話を聞いているような解説はとても親しみやすくて、初めてのはずなのに酒蔵というものをなんだか身近に感じるから不思議です。

しかし、それでいて合間合間に挟み込まれる、作り手ならではの専門知識・酒造りに対する思いや積み重ねてきた歴史には思わず「なるほど!」と唸らされます。

あっという間の30分間でした。

こればかりは現地で是非体験してほしいので、一部を写真でご紹介。

殺菌するための釜。

蒸気を逃がすための高天井。熱湯で殺菌していた時の名残だそう。

こちらは日本酒を冷却する倉庫。

タンクの前にあるのは大量の酒粕。無駄にしないようスイーツにしたり、業者に売るんだとか。

蔵そのものも200年以上の歴史を持つ歴史的な建造物。昔の建築技術についてもちょろっと聞けたり。

昔使っていた木製看板。筆の質感で彫られていてすごい。

見学終了後には法被を着て記念撮影もできます。

僕も法被を着て、一枚パシャリ。

2代目若社長をイメージして撮りましたが、どうでしょうか?(笑)

テイスティングは無料と有料の2種類。

酒造見学を終えたら、日本酒の試飲が可能です。

試飲のタイプは無料と有料の2種類ありますが、お酒好きならここはケチらず有料にした方が絶対お得です。

無料テイスティングで飲めるのは、甘酒と清酒それぞれ1つずつの2種類。

これだけでも十分違いを楽しめますが、有料プランは500円で19種類の日本酒を楽しむことができます。

しかも、それぞれ同じ酒造で作ったとは思えないくらい全く味わいが違うんです。

なので、お酒好きは最初から有料プラン、そうでない人は無料で試してみて気に入ったら有料プランにしてみるといいと思います。

有料プランは受付で500円を支払い、専用のお猪口をいただきます。

白地に青い文字で「今代司」と書かれたシンプルなデザイン。

ちなみにこちらのお猪口はお土産として持ち帰れます。これだけでも結構お得じゃない?

飲めるお酒は

  1. 純米大吟醸
  2. 純米吟醸
  3. 甘酒・清酒

の3種類。

純米大吟醸、純米吟醸、清酒と精米歩合で、もちろん味わいは異なりますが、お酒によっても全然味が違うので飲み比べるのが本当に楽しいんです。

例えば、こちらの花柳界は今までの日本酒のイメージを覆すフルーティな香りと優しい甘さが特徴です。

お酒の特徴を表す時によく「フルーティー」や「優しい甘さ」といった言葉を使いますが、お酒が苦手な人からすると「どこが?」と思うものって結構あるじゃないですか。

ですが、この花柳界は日本酒特有の酒感がなく、本当に果実酒のように「フルーティー」かつ、くどくない「優しい甘さ」でお酒が苦手な人でもスルスルと飲めてしまいます。

今まで飲んでいた日本酒の概念を覆されました。これは…ヤバい!美味すぎる!

またこれとは対照的に牡蠣などに合う白ワインのような甘酸っぱさの中にかすかに渋みのある日本酒などもあるんです。

今代司《IMA 牡蠣のための日本酒》

写真を撮り忘れたので、公式の写真をお借りしました。
 出典:今代司酒造

こちらもまた今まで飲んでいた日本酒とは違った、本当に白ワインのような味わい。多分言われなかったら気づきません。

ああ、牡蠣もおつまみであれば最高なのに。。

 

もちろん、こういった新しい日本酒だけでなく、正統派の日本酒も美味しい!

今代司酒造の日本酒は全てアルコール添加を一切行わない全量純米仕込み。混ぜ物なしの純粋な日本酒です。

最近、有名なところで言うと山口の獺祭も全量純米酒です。

画像をクリックするとAmazonにジャンプします。

また酒そのものではなく、デザインにこだわった日本酒もあります。

こちらは海外で数々のデザイン賞を受賞した錦鯉。

白磁器のような深い白に映える赤。ボトルだけでも十分美しいですが、もちろん味も最高。

錦鯉ということで水槽に飾られていましたが、本物の錦鯉にも負けないくらい綺麗ですよね!

 

正統派の日本酒から、明確に違いが楽しめる新しい日本酒までバリエーションに富んだ日本酒の数々。

これが500円で楽しめるのは本当にお得!

ここで試飲した日本酒は同じ酒造内にあるショップで購入可能です。もし、お気に入りの日本酒があれば、お土産に買っていて自宅でも楽しんじゃいましょう!

 

日本酒をただ飲んで楽しむのだけでなく、その製造過程やそこに懸ける作り手の思い、そして味の違いなど、文化としての日本酒をまるっと楽しめる今代司酒造。

新潟を訪れた際には是非立ち寄ってみてください!あなたの日本酒観が変わりますよ!

施設情報

酒造見学やテイスティング(一部有料)も出来るので、日本酒に込められた思いや特徴を学びながら、直に日本酒の味わいの違いも楽しめる素敵な酒造です。

今代司酒造

住所:〒950-0074 新潟県新潟市中央区鏡が岡1−1

アクセス:新潟駅より徒歩約15分

TEL:025-245-0325

営業時間:9:00~17:00

定休日:年中無休(年末年始を除く)

公式HP:今代司酒造株式会社

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