こんな話、お役に立つのか分からないのですが、自分と同じような境遇の人がもしいたら何かの力になるかもしれないと思い書くことに。
ココナラで仕事を受注していたら、なんとWeb制作会社で働くことになりました。
アラサー、IT業界実務未経験。
プログラミング歴は約3か月スクールに通って勉強しただけなので、正直働かせてもらえるとは思っていませんでした。
参考になるかは分かりませんが、誰かのお役に立てるかもしれないので書いてみることにしました。
ざっくり自己紹介
大学卒業後、舞台役者の道へ。
ざっくり自己紹介すると、現在31歳のフリーター(男)です。
20歳の時に大学で演劇と出会い、大学卒業後は舞台役者を目指し上京し29歳まで演劇活動をしていました。
と言っても、ガッツリ舞台に立っていたのは最初の3年で、残りの4年はバイト7割、レッスン・舞台3割という生活でした。
レッスン代や生活費を稼ぐために始めたはずのバイトが気づけば生活の中心になり、舞台からは遠のく日々。
舞台に出演する間隔が半年になり、1年になり、2年になり、29歳の頃にはほとんどバイトしかしてませんでした。
29歳で役者の夢を諦め、正社員を目指して2年ズルズルとアルバイト生活。
ここまでくると現場で鎬を削っている現役の役者たちと同じフィールドに立つなんて怖くてできず、かといってバイトと演劇しかしてこなかった自分が今更就職できるのかどうかも怖い。
人生の損切りが出来ず、結果長年働いていたバイト先での正社員登用に望みをかけて、さらにここで2年バイトに専念する日々を送りました。
そして31歳になった頃、頑張りが認められて正社員登用の話が。ところが、僕よりも歳もキャリアも上のフリーターの人への順番があるから、と一度出た正社員登用の話は立ち消えになってしまいました。
ここで正社員を目指していたら何歳になるか分からないし、そもそもなれるかどうかも分からない。かといって、もう31歳…
と軽く絶望していた時に、たまたま見かけた地元沖縄で開校されているプログラミングスクールのことを知り、沖縄に戻ることに。
31歳無職、地元沖縄で約2ヶ月プログラミングを学ぶ。
地元沖縄に帰り、実家からSUNABACOというプログラミングスクールに通い、約2ヶ月プログラミングについて学びました。
プログラミングを学び始めた前後のことは過去に記事も書いているので、詳しくはこちらの記事を見てみてください。
まあ、とにかく31歳までちゃんと就職したこともなく、約半年前までプログラミングのプの字も知らず、Web業界も未経験の人間ということです。
改めて、文章にしてみるとなかなかヒドい。。
仕事のきっかけはココナラで音楽の編集作業を仕事を受注していたことから。
そんな31歳で職歴なし・実務未経験・元役者志望のフリーターがなぜ今回WEB制作会社で働くことになったかというと、キッカケはココナラで簡単な音源編集の仕事でした。
実は全然WEB関係ありません。
以前から趣味でやっていたポッドキャスト配信が何かに生かせないかと思い、Adobe Auditionを使用した簡単な音源編集のサービスとして販売を始めました。
すると、ポッドキャストなどの音声配信サービスの盛り上がりもあってか割と重宝してもらい、サービスは1ヶ月で10件程度購入されるように。
最初は喜んでいたのですが、プロでもないので単価は低く、稼働時間は多いけど稼げたと言ってもお小遣い程度。
長期で契約できるところか単価が高い案件が欲しいなあ
と思っていたところに、やってきた依頼が今回の会社からのオファーでした。
依頼としては、自社が提供する音楽配信サービスの音源の簡単なトリミング作業を代行して欲しいとのこと。
その契約の流れで、プログラミングスクールを最近卒業したと言うことを話すと、
今コーダーの人手が足りてないんだけど、ウチで働く?
とお声がけいただき、あれよあれよと就職が決まってしまいました。
『履歴書書いて応募してスーツ着て面接』みたいな普通のルートではなく、ココナラで小さくお仕事やっていたら流れで雇ってもらえたので「こんなこともあるものなのか」と驚きました。
転職の方法は思ったより色々ある。
今回のような形であれよあれよと仕事が決まったことに僕は驚いたんですが、調べてみると似たような形で就職した人は意外にも多かったみたいです。
僕の周りで実際にあった転職方法
・ツイッターで友達になった人の会社に入る
・勉強会で知り合った人の会社に誘われる
・交流会で知り合った人からリモートで案件をもらう
みんな実務未経験だったり、めちゃ経験が浅かった人です。
スキル以外に人脈のことも考えれる人はめちゃくちゃ強いです🙏
— とっくん@フリーランスエンジニア (@tokkun_9) December 24, 2019
他にも色々見てみたのですが、僕も含めこのような形で就職が決まった人には、
- 自分がやっていることの発信をする
- そういったコミュニティに顔を出す
- ポテンシャルを見せる
という共通点がありました。
僕の場合はTwitterやFacebookなどのSNS、そしてココナラのプロフィール文にも『プログラミングを学んでWEBアプリ、WEBサイトを作ることができる』ことを書いてました。
今回の会社への入社を決めた後に知り合いの会社からもお誘いのお話があったので、中途半端でも発信することって結構大事なのかもしれません。
それからポテンシャルというのは、何も若くて未来があるということではなくて、
- 分からないことや新しい技術などに自主的に取り組めるか
- 口だけでなく実際にやっているか
- 教育コストがかかるかどうか
あたりなのかと思います。
僕の場合、入社前に
会社としては教育に割くコストはないから、自分で全て必要なものは学習してください。
と念を押されましたし、
ポートフォリオなどで新しい技術や問題などに自主的に取り組む姿勢を証明できたからなのかなと思っています。
『今ここにいる』というのは意外と強みになる
あとは、『今ここにいる』のがメリットになるということは盲点でした。
どんなに業界に自分より優れた人がいようが依頼する仕事を受けてもらえないのなら、それはいないも同然なわけです。
結果的に今この場にいてこの会社の仕事を受けられるということはそれだけで相手に価値を提供できることになるんですよね。
特に今回のケースで言えば『直接会って話せる』というのは、最初のお仕事を依頼してもらう段階でも結構なアドバンテージでした。(一度会ってからお仕事をお任せできるか判断したいと言われた)
『遠くの親戚より近くの他人』ではないですが、今ちゃんとここにいて価値を提供できることが強みになるというのは盲点でした。
場合にももちろんよりますが、依頼する側もどこの誰か分からないけどプロと、ある程度人となりを知れたセミプロなら、後者の方にお願いしたいということもあるのかも知れませんね。
最後に
というわけで、今回職歴なし・実務未経験・元役者志望フリーターだった僕がココナラ経由でWEB制作会社に就職できた理由を自分なりにザッとまとめてみました。
もし需要があれば、また詳しく色々と書いていきたいと思います。
とにかく今月からWEB制作会社で働かせていただきます。
正直これからが不安で仕方ないですが、せっかく働かせていただけるのでお役に立てるよう誠心誠意頑張っていきたいと思います!