酒は飲むけど、タバコとギャンブルには全く興味がない僕ですが、競馬場には前から興味がありまして。
だって現代で馬が全力で駆けている姿を生で観る機会なんてそうそうないじゃないですか。
とはいえギャンブル場に向かうというのはなんとなく気が引ける。
だけど、地元沖縄には競馬場ってないし、せっかく行ける環境にいるのなら行ってみたい!
ということで今回勇気を出して人生初めての競馬場に行ってみることに!
結果から言うと、イメージとちがってきれいで面白い場所でした!「興味はあるけど、よく分からなくて気が引ける」という人のお役に立てれば幸いです。
とりあえず馬券の種類だけ知りたい人はこちら!
JRAの競馬場は全部で10か所!
JRA(日本中央競馬会)の競馬場は、
- 札幌
- 函館
- 福島
- 新潟
- 東京
- 中山(千葉)
- 中京(愛知)
- 京都
- 阪神
- 小倉(福岡)
の全10会場。
それ以外のところは馬券場といって馬券を買う事ができる場所といって、馬が走っているところは生では見られません。
今回は関東圏でレースが開催中の中山競馬場に行ってみる事に。
最寄り駅は船橋法典駅。電車を降りて改札を出ると、すぐに競馬場への通路があります。
言っても信じてもらえないかもしれないけど、すでにここでほのかに馬の香りがするんですよ。
その通路をしばらく行くと、入場口が。入場券(200円)を買って競馬場の中に入ります。
いくらかかるか想像つかなかったけど、意外と安いのね。
人生初の競馬場。
その独特な空気感と初めての体験に思わずニヤニヤしてしまいます。
ギャンブル場ということで、ワンカップ大関片手に競馬新聞を見ている歯が一本のおっちゃんばかりを想像してました。ものすごい偏見でごめんなさい。
だけど意外にも親子、カップル、女性2組、大学生の集団みたいな人もたくさん。
今回僕は1人でいったのですが、もちろん僕のように男一人で来ている人もいました。
これは意外でした。
意外と客層は幅広い!最初に描いていたイメージとは違って、「こういう人も来るの?」という人がたくさんいました。
まずはスタンドへ!
競馬場に来たからには、まずは馬が駆けているところが見たい!
ということで当初の目的通り他には目もくれずスタンドへ。
通路を抜けると、そこには目の前に広がる青々とした芝が!
そしてTVでも見たことのあるスタンド!
ちょうどレースが始まっていたので、最前列で見学することにしました。
行ってみて驚いたのだけど、ものすごい近くで走ってるところが見れるのね。
地面を蹴る音が聞こえるくらいの距離です。
そしてさらにすごいのが、お客さんの声。
ゴール手前になってくると、みんな自分の応援している馬に対しての応援やヤジ、とにかく熱気がすごい!
競走馬の走りのひとつひとつに会場が湧きます。
競馬場は走ってる馬もそれを見ている客の熱気もすごい。
前も後ろも大騒ぎです。
場内を散策!
とりあえず生で馬が走ってるのが見れて満足したので、競馬場内を散策してみることに。
すると、これまた来る前には想像もしていなかった世界がありました。
フードコートが充実。
正直なことを言うと、もっと汚くてギスギスしていたところを想像していました。
でも中は意外にもきれいでショッピングモールみたいな内観です。
そしてフードコートも充実してます。
喫茶店やレストランみたいな中に入って食べられるお店もあれば、パッと出てきてパッと食べられる立ち食いスペースもありました。
今回はせっかくなので行列のできていたラーメン屋でワンタン麵(600円)を注文。
昔ながらの中華そばといった感じで懐かしい味でよかったです。
横では同じくワンタン麺を食べながら、競馬新聞を見ている人たちも。すげぇ。。
子どもの遊ぶスペースがある。
これまたビックリしたのが、場内に子どもの遊び場があったこと。
位置的にはスタンドの向い、コースの真ん中にあります。
なので遠巻きではあるけど、馬が走っているところもばっちり見れます。
競馬場に子どもってあんまりよくないと思ってたけど、単純に馬が走っているところが見れる公園って感じで楽しいのかもと思ったり。
ただ、ちょっと離れたところにはカップ酒片手に競馬新聞を見ながら真剣に悩んでいるおじさまたちが。
無邪気なこどもとギャンブラーたちが普通に同居している競馬場。ディープな場所だ。。
初心者向けセミナーを体験!
さらに場内を歩いていると『ビギナーズセミナー』と書かれたのぼりを発見!
なんでも20分で初心者にイチから競馬の楽しみ方を教えてくれるというので、せっかくだから参加してみる事に。
もちろん無料。
小冊子を読み進めながら、キレイなお姉さんがホワイトボードを使って丁寧に解説してくれます。
基本的な競馬の楽しみ方、馬券の買い方、競馬新聞の読み方などを20分でわかりやすく教えてくれました。
僕のほかにもどんな人がいるかなと思ったら、さわやか大学生と優しそうなお母さんお2人と僕のイメージとまたもかけ離れた人たちが。
僕の競馬場のイメージがどんどん崩れていきます(笑)
競馬にまったくなじみがない人でも楽しめるサービスと設備がちゃんとある!
実際に競馬を楽しんでみよう!
パドック(下見処)へ行ってみる。
馬券の買い方を習ったので、せっかくだから実際に馬券を買ってみる事に!
まずはパドックと呼ばれる下見処へ。
ここでは次のレースで走る馬たちが調子を見せたり、またはウォーミングアップを兼ねて(?)数分~十数分歩かせます。
ここで馬の実際の様子を見たり、正面の掲示板にある馬の体重やジョッキー(騎手)の体重、そしてオッズ(かけ率)を見て賭ける馬を決めます。
慣れた人らだと競馬新聞を見ながら、馬の様子を見て買う馬券を決めますが、ど素人の僕はそんなこと知りません。
なので、「あ、あの馬カッコイイ」とか「毛並みツヤツヤしてんなぁ」とか「名前が面白い!」という理由で決めました(笑)
はじめはそんなもんでいいらしいですよ。ってか自分が楽しめればOK。
馬券を買ってみる。
先ほど、ビギナーズセミナーで8種類の馬券を学んだ僕。
あとは、どの馬券を買うかを決めたら、近くにある投票券をとり、目当ての部分を塗りつぶして発券機へ。
ロト6やったことありますか?あんな感じでマークシートを塗りつぶして機械で馬券を買います。
1口100円から。なのでお金なくてもお安く楽しめます。
人生で初めて買った馬券。あとはこれが当たるかどうか!
スタンドヘ!
いよいよレース!競馬は1日12レースあって、最後から2番目がその日のメインンレースなんだそう。
僕が参加したのは第5レースから。
残念ながら第5レースは外してしまいましたが、ただ観るのと、馬券を買ってみるのでは全然興奮度が違いました!
自分の応援する馬が早々に離されたら、あきらめもつきますが、ゴール前の1位争いにかかわってくると盛り上がってしまいますよ!
そして、この日のメインレースは競馬のレースの中でも最高峰のG1。
ゲストが来たり、ちょっとしたセレモニーがあったりで、会場の盛り上がりは最高潮!
激しいデッドヒートに会場からは終始歓声が!ものすごいレースでした。
最終的な結果は6戦1勝5敗。900円分買って、490円返ってきたので410円の損でした。
やってみての感想は「これはハマっちゃう人がいるのも分かるなぁ」ということ。
実際に馬が走っている迫力と、勝つ馬を見極める戦略性、あとお金はやっぱり魅力です。
お金が返ってきた時は嬉しかったし、負けたらその負けを取り返そうとするし。これはちゃんと自分をセーブしないと怖いかもしれません。
でも節度を守るのはどの娯楽も一緒だし、その点でリアルでライブな競馬はとても楽しかったです。
ギャンブルにあまり興味がない人でも惹きつける魅力が競馬にある。
初めての人こそ節度を守って楽しもう!
ルールと節度を守れば健全で楽しい競馬。
「こわい・あぶない・きたない」という勝手な偏見を持ってたけど、行ってみると意外と面白かった競馬場!
馬を見せるためだけに子供を連れてきていた親子もたくさんいたし、場内に子どもが遊べる公園スペースもあります。
しかも、そこからも馬が走ってる様子が見えるから子供は楽しいかもしれないなー。
そして馬券も1口100円から買えるから、初めての人でもちゃんと節度を守って楽しめば全然問題ないです。
あ、「なんか競馬場に行こう!」と推奨してるみたいで気持ち悪いですね(笑)
でも、今回実際にお金をかけて当たった時のうれしさと怖さもわかったので、積極的にはおすすめしません。
ただ「イメージだけで食わず嫌いをするのはちょっともったいない!」とお伝えしたかったんですよ。
ルールと節度を守れば競馬って楽しい娯楽なんだと思いました、今回。
早く走るために洗練された馬はとにかくかっこいい。
だから、もしあなたが競馬に興味があるなら馬を観に行くだけでもいいから行ってみるといいかもしれませんね。
天気がいい日にいくと単純に緑が気持ちいいよ!
休日行けない人は平日にやってる地方競馬もオススメ!