この度、憧れのシェア型書店『栄町共同書店』で箱店主として一箱本屋さんになることになりました!
これまでの経緯はこちら↓
待ちに待った10月1日。
本日、栄町共同書店がついにオープンしました!
ニュースにも取り上げられ、その取り組みに多くの人が注目しているようです。
もちろん、僕もその一人。
「どんな箱店主たちが集まっているんだろう?」
「自分の棚の本はもう売れただろうか?」
あまりにも気になって仕事をサボっての合間をぬって、オープン初日に行ってきました!
正直言うと、この栄町共同書店に参加するまで栄町市場はほとんど来たことがありませんでした。
ディープというか何となく入るのを躊躇う場所だったんですが、もう慣れたもんです。
栄町共同書店の佇まいは、なんだか懐かしい感じがして好きです。
来れるのであれば、毎週来たい。
一昨日の搬入時には、ところどころ空いていた棚も今日はほぼ埋まっていました。
これだけの棚があるのに、どの棚もそれぞれ個性があって、一つとして同じ棚はありません。
もう本棚見てるだけで、ああ楽しい。
数ある棚の中からいくつかピックアップしてご紹介。
レアな昭和漫画を扱った『naha昭和漫画図書館』さん。
こんな面白い場所があるなんて知りませんでした。ぜひ今度行ってみたい。
沖縄アーティストのCDも取り扱っている『琉球弧のうたさー』さん。
益田ミリの作品がたくさんある『うっちん堂書店』さん。
僕も益田ミリさんの作品が大好きなので、お近づきになりたい。
沖縄布かばんの『ori-ori』さん。
素敵な布かばん。紅型で作ったブックカバー欲しい。
『わが街の小劇場』さんも出店してました。演劇関連の本がたくさん。
僕と同じく本のタイトルカバーを隠して販売している、コンセプト棚の『コトノハ』さん。
本についているキャプションの文がとても綺麗で魅力的でした。
絵本・児童書を取り扱っている『Books&Goodsマルクル』さん。
最近、子供が生まれた僕としては絵本がある棚ってありがたい。子供のためにどんな本を買おうかな。
かわいいカエルが目を引く『ノッパラッタ』さん。
本もいいけど、雑貨がかわいい。特にアニマルフェルトペンカバー、いい。
移動雑貨店『ノキシタ』さん。
宇野 亞喜良氏を初めて知ったのですが、ミステリアスで魅力的な女性のイラストに惹かれました。
ネコキーホルダーもめっちゃかわいい。
『図書も光』さん。
葛飾北斎の本に惹かれて、ふらふらと吸い込まれてしまいました。
栄町共同書店の運営のお二人が参加した本を取り扱う、『沖縄歴史倶楽部』さん。
大学で沖縄の歴史の講義から逃げた人間なので、これを機に読んでみようかしら。
他にも個性的な棚がたくさんあって、ここには書ききれません。棚を眺めているだけで白飯3杯いけます。
是非ここから先は実際にお店に足を運んで見てもらいたい。
こうして見ると、シェア型書店は本との出会いの前に箱店主さんとの出会いがあるような気がします。
「どんな人がどんな思いでこの本を選んだんだろう」
棚を通して、その向こうにいる箱店主さんの物語も感じられるような気がして、普段は読まないような本も思わず手に取ってみてしまいます。
そんな些細なきっかけから、今まで踏み入ったことのなかったジャンルにハマっていくのかもしれないですよね。
面白い棚や本とだけでなく、もしかしたら今まで知らなかった自分とも出会えるかもしれない。
そんなワクワクがシェア型書店には、この『栄町共同書店』にあるような気がしています。
色々な箱店主たちの想いを内包した本が、これらの棚が、この店自体が1冊の大きな本みたい。
棚を見るだけで面白い。
もう棚を見るためだけに行ってみてもいいんじゃないかなーって思ったりします。
もちろん買ってもらった方がいいんですけれども。
そして、ウチの棚『ゆとり書店』から本を買っていってくれた方もいたようで、嬉しいです。
「次行った時はどんな本を棚に並べようか?」
「どの棚の本を買おうか?」
明日は休みらしいんですけども、早くもまた行きたいなと思っている僕がいます。