東京でブックマンションというシェア型書店という新しい形の本屋と出会ってのが2年前。
本屋さんという仕事を小さく試せるお手軽さ。
自身の”好き”が詰まった選書で、本屋というコミュニティを作っていくのが面白くて、ずっとやってみたいと思っていました。
ただ、新しく特殊な形態の本屋のため、身近な場所になく当時は東京や大阪などの都市部のみ。
昨年オープンしたシェア型書店も一番近くても車で2時間かかる沖縄県北部の大宜味村の山ブックスさんしかありませんでした。
しかし、ついに沖縄の那覇市にシェア型書店「栄町共同書店」がオープンすることに!
「これは挑戦しないともったいない!」ということで、ずっと憧れていたシェア型書店についに挑戦することにしました!
棚を借りて、そこに自身が選書もしくは制作した本を販売するシェア型書店。
どんな本屋さんにしようか今からワクワクします。
栄町共同書店とは?
沖縄には地域住民が出資し合い、運営の労力も出し合う「共同売店」というスタイルのお店があります。
特に沖縄県の北部や離島を中心に見られるスタイルで、営利企業では採算が合わず出店しない場所で買い物に困る住民たちが、自分たちに必要なものを自分たちで運営するための組織として、100年以上前に誕生し、かたちを変えつつ現在まで続いてきました。
その本屋さんバージョンと言えるのが、この栄町共同書店。
栄町共同書店の運営は、労働者協同組合のメンバー数名で行いますが、もう一つの関わり方に、「シェア型書店の箱店主」があります。
この仕組みは、東京・高円寺にある「本の長屋」を参考にしました。書店の本棚を一箱サイズの「箱店」に分割し、自分で本を売りたい個人や法人(=箱店主)に貸し出す、つまりシェアする。全国的にここ数年増えている「シェア型書店」の形態です。単に本を売るだけではなく、イベントや店番を通じて、他の箱店主やお客さんとつながる場所にもなっています。「こんな空間が那覇にもあったらいいな」と、当プロジェクトが立ち上がりました。
単に運営を共同にするだけでなく、シェア型書店の箱店主の仕組みを取り入れることで、ただの本屋さんにはない箱店主たちの”好き”が詰まった個性ある本屋になるわけです。いやー、どうなるか楽しみ。
先日、第一回の説明会がありました!
先日、第一回の説明会がありました!
今までは数字でしか自分と同じ箱店主の人達の数を測れませんでしたが、今回こうやって顔見ることができて、そしてお話を聞くことができて、より具体的なイメージが湧いてワクワクしてきました。
オープンまであと半月。
どんな本を置こうかなーっていうのをちょっと考えてね、今ワクワクしてる自分がいるんですよ。
なんだろう、最近忘れていたワクワクというか、書店員として働いていた時にやってみたかった「ああ、こんなのできるかな、あんなのできるかな」っていうのがふつふつと湧いてきて、いい感じですね。
なんかね、面白いことができたらいいななんて妄想しております。