MCバトルの大会(KOK2021)を初めて現地で観てみたら最高だった。

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フリースタイルダンジョンでMCバトルにハマって過去10数回収録を観覧に行ったことがあります。だけど、それ以外のMCバトル、バトルイベントに行ったことがなくて。動画はもう、それこそ山のように見ているんだけれど、ガチのイベントとなるとちょっとハードルが高い。

今は閉館してしまった新木場STUDIO COAST

「いつかは見に行きたいなぁ」と思っていたのですが、いつかと思っているとなかなか行動に移せないものでして。3年前に実家のある沖縄に戻ってからは飛行機代などの影響もあってより難しくなっていました。

だけど、なんと今年のKing of KingsにICE BAHNのFORKが参戦するっていうじゃないですか。しかも、他のメンバーも錚々たる顔ぶれ。ディフェンディングチャンピオンであり、モンスター仲間でもある呂布カルマもいる。こんな贅沢なメンバーでの大会はそうそうない。

「これを逃したら一生後悔する」

そう思い、3ヶ月前から有給を申請して、チケットも早めに購入して現地で観戦してきました。

目次

生でMCバトルを観てみた。(King of Kings2021)

会場は豊洲PIT。まさか8ヶ月前に初めてでんぱ組.incのライブで来た場所に、今度はMCバトルのイベントで来ることになるとは。客層も全く違うのが面白い。

大会前に記者会見があったり、ラウンド毎にめちゃくちゃエロいラウンドガールが出てきたり。ラッパーたちのバチバチ感も相まって、音楽イベントというよりも格闘技のイベントに参加している様な気分。

また、おそらく今回初めて取り入れられた観客判定の新システム。
入場時に配られた赤と青のサイリウムでの観客判定がとてもいいですね。

今までは拍手や声で行っていた観客判定よりもより明確になって、これは今後も取り入れられていくんじゃないかしら。

観客視点では、はっきり意思表示もできている感じがとても嬉しいし、今までテレビの前でひとりやっていた審査を実際にできるんだから、こんなに楽しいことはないですよね。しかも写真判定の導入までされている徹底ぶり。

自分の一票が明確にラッパーたちの勝敗を分けるから悩みます。でも勝っても負けても「俺はあんたの方がかっこよかったと思う!」とメッセージとして伝えられるのはすごくいい。

個人的には呂布カルマを推してましたが、相手のラッパーが良いと思ったらちゃんと相手のラッパーに票を入れましたよ。真剣勝負には見ている側も真剣に楽しみ、真剣に審査しないといけないですもん。

そして、バトルだから必ず勝敗はついてしまうけど、どのラッパーもかっこよかった。

残念ながら、コロナ感染対策で声を出すことはできない。しかし、それでも思わず声が出てしまう、いや出させてしまうのが最高にかっこいいラッパー。マジでカッコ良かった。詳しくは後日書くとしてシビれたところをザッといくつか。

呂布カルマ、N1NY0戦での「選んでいいよ発言」
王者の余裕というか風格というか。めちゃくちゃかっこよかった。N1NY0も結構良いラップしてたので正直ちょっとヒヤッとしたけど。

一回戦の番狂わせ 梵頭が晋平太に勝利
事前の予想では優勝候補と目されていた晋平太がまさかの初戦敗退。審査に不満のある人もいた様ですが、現場で見ていた身としては割と納得。梵頭のユーモア力が優ったというか空気感を掴むのが上手かった。
あと直前のフリースタイルモンスターとYouTubeで見えた、お互いの立ち振る舞いの違いかなと個人的に思ったり。

呂布カルマ VS MCニガリ戦
UMBも獲って勢いに乗っているMCニガリを、呂布カルマがシャットアウト。
1本目はちょっと危ないと思ったけど、延長では賞金の使い道の話になったあたりから呂布カルマの勝負ありだった印象でした。
「金で変わる人生は金で簡単に転がる」のラインは確実に積み上げてきた呂布さんだからこそ、より際立つバース。

フリースタイルダンジョンの収録のように、撮れ高を気にした審査員の忖度が入る余地がないガチンコ勝負。信念と信念のぶつかり合い。同じ男として見ていて滾る。やべぇ、かっけえ。

そして、決勝は呂布カルマVS FORKのモンスター対決。このバトルはMCバトル史に残る名バトルじゃなかったでしょうか。もうこのバトルだけで、チケット代+ここまでに来る飛行機代諸々の元をとったと思えるぐらい高度なスキルとライムの応酬。

今大会のディフェンディングチャンピオンであり、現役最強MCといっても過言ではない呂布カルマ。
その呂布カルマがサングラスを外し、袖を捲り、今までにない熱いバイブスでラップする。

どうしてもあの青春の日々を思い出す
どっちが本当の4人目か決めようか

Mr.クールコアと呼ばれ、常にクールで強者の余裕をにじませる呂布カルマ。

その呂布カルマの口からそんなラインを熱く語られたら、ぶち上がるしかないじゃないか。

個人的にはCreepy Nutsのオールナイトニッポン0で呂布さんが「ダンジョンは俺にとって青春だった」と語っていたのを聞いてるだけによりグッときました。

一方、FORKもこれまでの相手とは明らかに違う熱量で、しかしスタイルは変えずにクールに韻を畳みかける。

勝敗を決める天秤の様なものが2人の間でゆらゆら揺れてるような一進一退の攻防。しかし、ラストにFORKが、

お前の言っていることは一理あるが、KOKは日本一リアルな大会だろ

と締めた時には判定を聞かずとも優勝だと思ってしまいましたね。それぐらい格好良くて綺麗なライムだったな。

UMBとKOKの初の統一王者誕生。

現役最強と謳われる呂布カルマが本気で殺しに行って勝てないのなら誰が勝てるのか。というかFORK後攻で勝てる人なんているのかね。あの盛り上がりを見ると、R-指定が出てきても今のところ勝てる絵が見えない。それくらい強かったし、美しかった。

2人の高いスキルはもちろん、呂布カルマの対話力の高さと紡ぐ物語の独創性・面白さ、FORKの文脈が乱れない構成と韻の美しさを堪能しました。いや、大満足。

帰り道そこここで聴こえる、興奮冷めやらぬ声。そのひとつひとつに「わかる!わかるよ!」と心の中で応えながら宿泊先のホテルへ。

しかし、生で初めて観戦したバトルイベントがこれだけ凄いと、他のイベントにもどんどん行きたくなってしまうな。旅費もかかるので次は年末のUMBか次のKOKにしようかと思っていだけど、早くも3月に行われる6団体統一トーナメント行けるかな、と考えている俺でした。

2022/04/20追記

Amazonプライムビデオから『King of Kings 2021』のレンタルが開始されてました!

KING OF KINGS 2021 -GRAND CHAMPIONSHIP FINAL-

レンタル期間は、30日間で509円(2022/04/20時点)なので興味ある方は是非見てほしい!

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