新年明けましておめでとうございます!
今年もブログ「てみたーず」をよろしくお願いいたします!
さて、正月と聞くと色々と思い浮かべますが、僕にとって正月といえば、やっぱりお雑煮!
地元沖縄にはお雑煮という文化がないので、いかにも「THEお正月」といったおせち料理やお雑煮には憧れがあるのです。
お雑煮と聞くと、一般的にはこういうものを想像しますよね。
ですが、実はお雑煮というのは地域によって全く違うというのをご存知でしたか?!
その土地の個性が色濃く出るお雑煮。餅のかたちから中に入れる具、そしてお出汁に至るまで、地域によって様々です。
有名なところで言うと、香川県のあん餅雑煮とか変わり種お雑煮として全国に知られていますよね。
そんなご当地お雑煮ですが、なんと都内のアンテナショップで楽しむことができるんですよ!
実は東京には全国47都道府県のアンテナショップがあるんですが、その中にはレストランを併設しているお店も多くあります。
そういったレストランでは正月限定でその県のご当地お雑煮が食べられたリするのです!
そこで今年は新橋から徒歩3分の位置にある『香川・愛媛・鳥取・岡山』の4県のアンテナショップでご当地お雑煮を楽しんできました!
「せとうち旬彩館」でいただく香川・愛媛のお雑煮
新橋駅から歩いて3分の位置にある『せとうち旬彩館』は香川と愛媛のアンテナショップ。
ここではレストラン『かおりひめ』で香川県と愛媛県のお雑煮を楽しむことができます。
実はここは昨年もお雑煮を食べた場所。
都内で香川のあん餅雑煮を食べられるのは正月のこの「かおりひめ」しかないんじゃないでしょうか?
正月にこの店に来ることが、僕の正月の恒例行事になってしまっています(笑)
一年に一度、この場所でしか会えないあん餅雑煮。
まるで織姫と彦星のごとく、楽しみにしていました!
一度食べたらクセになる『香川のあん餅雑煮』
見よ!これが香川のあん餅雑煮だ!
一般的なお雑煮を見慣れている方からしたら、汁が白いことにまず驚くかもしれませんが、僕にとってはこれがスタンダード。
昆布とカツオ節で出汁をとった白味噌仕立ての汁に、香川特産の金時人参((普通の人参に比べて赤みと甘みが強い))とかまぼこ、きぬさやが入った香川のお雑煮。
本当はここに青のりがかかりますが、今回はないようです。
中に入っている餅はもちろん、あんこ入り。
他の地方の人からはゲテモノや変わり種扱いされていますが、本当美味しいんですよ!
これは是非食べてみてほしい!
白味噌に元々甘味があるので、あんこと混ざってもケンカすることなく、味に一体感があるんですよね。
印象としては甘じょっぱい感じですが、優しい甘さで非常に美味しいのですよ。
いやあ、今年も食べられて満足!
公式サイト:香川・愛媛せとうち旬彩館
「おかやま・とっとり新橋館」でいただく岡山と鳥取のお雑煮
さて、お次は交差点を挟んで道向かいにある、岡山県と鳥取県のアンテナショップ「おかやまとっとり新橋館」へ。
香川と愛媛のアンテンショップの向かいに、岡山のアンテナショップがあるってのがいいですよね!
両店の間にある道路はさながら瀬戸内海のよう。
こちらのレストラン『ももてなし家』では岡山県のお雑煮と鳥取県のお雑煮をいただきました!
具たくさんの『岡山のぶり雑煮』
まずは岡山のお雑煮『ぶり雑煮』から。
醤油ベースのお出汁に、ぶりの切り身とかまぼこ、そして細切りにしたお野菜が入っています。
あれ?お餅は?と思っていたら、下の方に沈んでいました。
岡山のお雑煮はぶりが主役のようです。
魚のお吸い物といった感じで普通に美味しいです。
出世魚のぶりを使ったお雑煮というの中国地方で食べられることが多いそうで、広島とかでも食べられるんだとか。
あとは、広島は牡蠣の名産地でもあるので『福を「かき」寄せる』から牡蠣を入れるところもあるそうです。
縁起物もその土地によって違うっていうのは面白いですね(^^♪
あと地味に良い仕事をしているのが写真中央にある細切りのレモン!
たしか岡山の瀬戸内では産地化を進めているんだっけ。
柑橘系の爽やかな香りがアクセントになって、美味しくいただきました!
お汁粉?ぜんざい?『鳥取の小豆雑煮』
さあ、そして今回で一番びっくりしたのが鳥取のお雑煮。
その名も「小豆雑煮」
そう見た感じ、お雑煮というよりお汁粉なのです。
そして、見た目だけでなく味もお汁粉。
香川県のあん餅雑煮はあん餅の甘さはありながら、汁としてはちゃんとお出汁の効いた塩味。
ですが、この小豆雑煮は汁も甘くて料理というよりはスイーツなんです。
柔らかいお餅に、甘ーい小豆のお汁は普通に美味しい!
ここまでお雑煮を二つ食べてきたので、〆のスイーツといった感じでしょうか(笑)
店員さんにお聞きしてみると、本当に鳥取県で食べられているお雑煮だそう。
気になって調べてみると、こんな記事を発見。
鳥取の「小豆雑煮」は「ぜんざい」でも「汁粉」でもないという主張|ほんものの食べもの日記
鳥取県民にとって、これは「ぜんざい」でも「お汁粉」でもなく、間違いなく「お雑煮」なんだそう。
めでたい日に食べる、いわばハレの日のご馳走だから、昔は貴重品だった砂糖が使われたお雑煮なのでしょうか。
これだけ地域差が出ると面白いよねぇ。
公式サイト:とっとり・おかやま新橋館
Instagram:とっとり・おかやま新橋館
正月はアンテナショップでお雑煮食べ比べはいかが?
というわけで、今回は新橋のアンテナショップで3県のご当地お雑煮を食べ比べしてみました!
これだけタイプの違うお雑煮に一度に楽しめるというのは都内ならではの贅沢。
今年はもう終わってしまいましたが、是非来年はアンテナショップをめぐってご当地お雑煮を食べ歩きしてみてはいかがでしょうか?
結構楽しいですよ(^^♪
いつか全国のお雑煮を制覇してみたいなぁ。
正月限定&残り44県もあるので果てしない道のりですが…(笑)