フリースタイルダンジョンSeason5 Rec 6-5。
リアルタイムで見られなかった呂布カルマVSミステリオ戦。
翌朝、AbemaTVで見たのだけど朝から滾りましたね!
相手の土俵に乗らず、自分の芯をぶらさず正面からぶっ倒した呂布カルマが強すぎました。
4人目の器がいないと言われていた2代目モンスターについに最後の砦が誕生か?と思うほど熱い回でした。
勢いに乗ったミステリオを呂布カルマがストップ。
先週から待ちに待った4thBATTLE呂布カルマ戦。
ここを抜かれると、今シーズン4回目のラスボス登場になってしまう本当に瀬戸際の場面。
正直見ていて、どうなることかハラハラしたけどROUND3までもつれ込んだ末、呂布カルマの勝利となりました。
ラウンド数だけ見ると僅差ですが、個人的には試合内容は終始呂布カルマが押していた印象でした。
さすがにミステリオの方にも疲れがあったのか、見ていて前回ほどのふてぶてしさとキレはなかったように感じましたね。
毒もユーモアもスキルもすべての面で呂布カルマが上をいって見事勝利しました。
なんと4thBATTLEまで行かれてチャレンジャーの進撃を止めたのは今回が初!
これだけでも2代目モンスターの中では大きな収穫ですが、今回の呂布カルマはとにかく強くかった!
皆強いけど、般若戦前の絶対的なストッパーがいない事を懸念されていた2代目モンスター。
ついに最後の砦誕生か?!と思わされるほどの鬼気迫るものを感じました。
4人目の器になりつつある呂布カルマ。
テレビで見ていると分からないけど、チャレンジャーが勢いに乗るとホント会場の空気や審査員も味方につけて手が付けられない状態になってるんです。
最初は1人でアウェイに来て孤軍奮闘していたのが、その戦いでどんどん周りを惹きつけて、気づけばそのラッパーを大将にした大戦団みたいになってる。
それで、またラッパー同士がバトルすることで、その場に流れてる空気をグワングワン揺らしたり、また根こそぎ喰らうみたいなことがある
初めて観覧に行った時もこう書いたけど、
この中でいきなり出ていってラップして、僅差ではなく相手を圧倒しなければいけない。
これがモンスターに課せられている使命なわけです。
特に般若前の4人目の役割。
出てきた瞬間、ラップした瞬間、今まで作り上げられていた空気が変わる。
そんな風格を持ったラッパーじゃないと、とても4人目なんて務まらないと思います。
その点でR-指定と初期のFORKなんかは出てきただけで観客が湧いて、それだけで会場の空気が変わるのを感じました。
上手いだけではなく、チャレンジャーが作り上げてきたその場の空気を食らいつくす、根こそぎ持っていくのを肌で感じるんですよね、ホント。
般若もこの点においてものすごい。
テレビでは伝わりづらいかもしれないけど、熱量や風格もラスボスたる所以の1つだと思います。(ニガリ戦の時は出てきた瞬間から負けそうな感じがあった。)
そんな難しい瀬戸際で守り切るという役目をここ最近は呂布カルマが担っています。
元々めちゃくちゃ強いけど、ここ数RecではR-指定、スナフキンとビッグネームをシャットアウト。
今回もおそらく2代目とは相性の悪そうな、勢いに乗ったミステリオを見事止めた呂布カルマ。
「YouTuberを般若さんの前に立たせると思ってんのか」とあのMr.COOLCOREが声を荒げながら言ったところは何度も繰り返し見るくらい格好良かった。
ここに来て、呂布カルマが4人目の器として般若の前を守る砦となりつつあるのを感じた回でした。
ただ個人的には今回のアレが勝ちになるなら、前回のFORKのラップは勝ちにならなかったの?と疑問に思うところも。
順番のめぐり合わせもあるのかもしれないですね。
あと勝手なイメージだけど、FORKは斬られたことにも気づかないような、鋭い切れ味のあるライムで相手を斬り伏せる居合の達人で、呂布カルマは素手喧嘩で一発一発が超ヘビー級の花山薫を思わせる喧嘩師な感じ。
一発で仕留められなかったら呂布カルマに分があるのかな。
— yozacchi (@temitarz) 2018年12月5日
ギャグラッパーとして大健闘のミステリオ。
前回はもう、感情むき出しで思うところを書いたこのブログ。
ミステリオを酷評してるように見えるかもしれないけど、個人の在り方としては「凄いなぁ」と思う面が多々あるんですよ。
かっこいいかダサいかはともかく、ミステリオみたいなギャグラッパーが輪入道、裂固、FORK、呂布カルマの黄金布陣引きずり出したのは評価されるべきでしょ
— 蒸留 (@distillation_k) 2018年11月29日
本当この方の言う通り、ああいうスタイルのラップであの3人を引きずり出したのは凄いんですよね。
あとFORK戦でちょろっと出ていた「自分のスタイルを自分ではカッコいい」とは思ってないけど、差別化の戦略なのかオリジナリティはものすごくあって、実際にギャグラッパーというポジションを確立しているんですよね。
こんなにたくさん量産型ラッパーがいる中で唯一無二。
呂布カルマが今回のRECでteruに言った「最低限のオリジナリティ」というのは持っているわけです。
この点について本当に凄いラッパーだなとは思いました。好きではないけど。
ただ、それがメインストリームになってしまうのは残念だなぁ、ってことなんですよね。
#フリースタイルダンジョン
ミステリオみたいなキャラがいてもいい。だけど、それでFORKに勝ってしまうようなシーンはなんか違う。昨日の放送を見た違和感を言葉にしてみた。
ミステリオの劣化版みたいなのが大量生産されるようになったら、それこそ何かが壊れる気がする。
— 逸勢 (@issei_hayanari) 2018年11月28日
ただ他のバトルの動画も見てみたんですけど、普通に上手いラップもできるんですよね。
それだけじゃ勝てない、名前を売れないのかと思うと、これだけラッパーが多い今はやっぱ厳しいのかしら。
審査員側にも何かテコ入れした方がいいんじゃないか?
一昨日に行われたM-1グランプリ2018でも色々と問題があったように、とかく審査員というのは色々言われるもの。
関連:M-1上沼恵美子批判のとろサーモンへの擁護論、芸人の間で広がる…「審査員として不適当」
今までもそれなりにありましたが、それにしても今Recはちょっと見ている側と現場の審査の乖離が大きすぎた印象でした。
番組が始まってから3年以上が経過し、モンスターやバトルシステムの変更はありましたが審査員や審査制度に関してはほぼ何も変わってない状態。
バトルの勝敗の根幹をなす部分だから難しいでしょうが、そろそろ審査員側にも何かしらのテコ入れをしてほしいなぁと一視聴者としては思うところです。
今モンスターにとって最大の敵は審査員説、普通にあるもんね。
(以上、ラッパー名敬称略)