2015年8月に運行終了した寝台特急『北斗星』
別に鉄道ファンでもなかった僕だけど、ニュースでもう乗れないと知った時はすごく残念に感じたのを覚えています。
沖縄育ちの僕としては電車での旅への憧れがあって、というのも僕の育った沖縄には電車というものがないんです。
厳密にはモノレールはあるけど、運行しているのは那覇市内のしかもごく一部。
交通の足として電車はまだまだ沖縄県民にとって、そこまで馴染みがないものなのです。
だから電車に対する思いは多分他の県の人間より強いと思うんですよ。
上京した時はただ電車に乗るだけでもすごくワクワクしてましたね。今はもうすっかり慣れてしまって、その頃の感動はないけど(笑)
まあ、つまり電車のない県の出身の人間からしたら電車というのは乗るだけで既にイベントで、さらにその電車に寝泊りして旅をする寝台特急なんてそんなのの絶対楽しいじゃん!と思うわけです。
ただ、LCCがこれだけ主流になって飛行機はどんどん安くなっていってるのに、新幹線や寝台特急などの鉄道はまだまだ高い。
なので、せめて気分だけでも味わってみたいということで今日は馬喰町にあるTRAIN HOSTEL北斗星に行ってきました!
TRAIN HOSTEL 北斗星って?
TRAIN HOSTEL (トレインホステル)北斗星とは、2016年の12月15日に出来た宿泊施設。
『北斗星』をイメージした内装で、実際に『北斗星』の車両で使われていたパーツなどを再利用して、つくられているそう。
[blogcard url=”http://trainhostelhokutosei.com/”]
前に行った本棚の中のベッドがある泊まれる本屋もそうだけど、東京は面白いホステルたくさんあるなぁ。
同じ系列?には囲炉裏のあるホステルもあるそう。
こっちも今度行ってみようかな?
[blogcard url=”http://irorihostel.com/”]
馬喰町駅に到着。
馬喰町駅4番出口を出ると、すぐ目の前にあったTRAIN HOSTEL北斗星。
駅とつながってるわけではないけど、出口すぐ隣にあるから迷うことなく到着。
北斗星のヘッドマークが目印。
意外とこじんまりしているというか「思ってたのと違う」と思ってしまったのはナイショ。
入ると受付のお姉さんがお出迎え。
ここで宿泊代金を支払います。ちなみにフロントでの支払いは現金もしくはクレジットカード。
クレジットカードはvisa,master,american expressが使えるそうです。
お値段もリーズナブルで、ドミトリーは2500円、個室は4500円。
今回はじゃらんnet経由でポイントもあったので1000円で宿泊。
壁面は青と黄色の星の北斗星のデザイン。キレイ。
全7階で客室は2~5階の4フロア。うち5階の1フロアが女性専用だそう。
オフィスが駅長室だったり、電車を思わせる世界観がいいですね。
お金を支払ったらこの施設案内カードをもらいました。
ホステルを出入りする時の暗証番号や館内設備の説明が書かれています。
何から何まで世界観ばっちりでワクワクしてきたじゃないか。
さぁ、エレベーターで客室に上がります。
3階の客室へ
エレベーターで3階に上がると、すぐ目の前に今晩寝泊りする客室が。
看板が電車っぽくてテンション上がる!これ、〇号車とか書いてる看板だよね?
階の文字が控えめでいい。
受付でもらったカードに書かれている暗証番号で客室内に入ります。
おお!っぽい!
小さい頃よくおばあちゃんの家に行くために乗っていたフェリーを思い出す!
客室は2段ベッドのドミトリー。
ちなみに消灯後はこんな感じ。
うわぁ、テンション上がる!
入ってすぐ右側に鍵付きロッカーが。
貴重品など荷物はここに入れます。
本日の僕の寝床はこのベッドの上段。
この2段ベッドが向かい合ったこの感じ。学生の寮みたいだね!良い!良いよ!
あれ?でも上に登れなくない?って思った方。
ご安心くだされ。奥のあれをこうするのですよ。
はしごが出現!変形ロボみたいでなんだかワクワクするね。
ちなみにこのはしごは本物の車両から持ってきたパーツなんだとか。
これでばっちり!はしごで上に登ります。
ベッドスペースはこんな感じ。
枕元にはコンセント差し込み口と読書灯。
明かりも豆電球と蛍光灯の2種類あるから寝る前にベットで本とかも読めるね。
備え付けのマットレスを敷くとこんな感じ。
ちょっと手狭だけど寝るのには困らない感じ。
カーテンを閉めるとこう。
おお、個室感が。
向かいのベッドから全体像を撮ってみました。
ちなみにさっきから目の前をチラチラしているこの2本の帯はベッドからの落下防止のためのものだそう。
たしかに寝返りでベッドから落っこちてしまうことってあるよね。あるある。
このホテルに2部屋しかない個室部屋も。
ほとんどがドミトリーの中、たった2部屋だけ個室もあります。
中はこんな感じ。
ソファーベッドとテーブル。
他の部屋にはテーブルはないので、ちょっと贅沢。
ただ個室といっても、完全な個室ではなくカーテンで仕切られた半個室です。
お値段は倍するので、個人的にはちょっといいかなって感じ。
2階は共用スペース
2階はラウンド&共有キッチン。
北斗星に実際あった食堂車「グランシャリオ」をイメージした内装だそう。
どんな感じだろう。
おお!窓がないだけで食堂車にいる気分!
ちょっとおしゃれなジャズなんか流れちゃって良い雰囲気じゃん!
壁には実際のグランシャリオの写真が飾られてます。
ほほう、本物はこんな感じなのね。一度行ってみたかったなあ。
奥のカウンターが共有キッチン部分。
電子レンジや電気ケトルから、ちゃんとした調理器具などもあるのでここで料理も出来ます。
僕が行った時はおっちゃん2人が楽しそうにクッキングしてました。
レストランではないから食事の注文は出来ないけど、ドリンクは買えるみたいです。
ただホステルを出て徒歩1分の場所にセブンイレブンがあるので食べ物にも飲み物にも困らないかも!
ちなみにここはあくまで再現だけど、実際使われていた北斗星の食堂車両がなんと埼玉でレストランとして営業しているらしい!
こちらもいつか行ってみたい。
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6階はシャワールーム。
シャワールーム、コインランドリーももちろん完備。
長期滞在もこれなら安心。
洗面台にはドライヤーもあります。
オープンしてまだ一年も経ってないからシャワールームもキレイ。清潔感があります。
シャンプーリンス、ボディソープなどは各シャワールームにあるので結構助かる。
バスタオル、アメニティはフロントで販売もしてます。
実際泊まってみた感想は?
最初はそれこそ「え?ここ?」と思ったんだけど、中にいるとだんだん本当に寝台列車で泊まっている気分になって楽しくなってきました!
まあ、実際に乗ったことはないんだけどね!
ふと窓の外を見て「あ!そうだった!」と思い出す感じ。
こんなお安く旅気分が味わえるのはいいなあ。
値段は安いし、スタッフさんは親切だし、設備もキレイなのでホステルとしてはオススメ。
ただ一つ言わせてもらうとするなら馬喰町の駅周辺はなんもない!
飲食店や観光スポットなんかが極端に少なく、浅草橋とか日本橋まで足をのばさないといけないのが苦しいところ。
10分くらい歩くと浅草橋駅につくので、ご飯食べに行くならそこらへんがオススメ。
駅の高架下に焼き鳥屋さんや居酒屋があったりして良い雰囲気でしたよ(^◇^)
コンビニなんかはすぐそばにあるから困らないかと!