タンポポの綿毛をふーってしていいのは何歳まで?

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ちょっと前の話なんですけどね。

あるカラッと晴れた日にお散歩してたんですよ。

そしたら、道端にたくさん綿毛を携えたタンポポがありまして。無性にふーってしたくなったんですよ。

ですが、こちとら三十路のおじさんですから。

「そんなのが日曜の昼下がりにひとりでタンポポをふーってやってたら、キモいな」という考えが頭をよぎったわけです。

ただね、普段ならそこで終わりなんですが、この日はちょっと違ったんです。

目の前にある、そのタンポポが並のタンポポではないわけですよ。

 

ふんわりとしたシルエット、ギッシリとつまった綿毛。

それはまるで、もふもふの犬のよう。

言うなれば、上物のタンポポ。

 

ふーってしたい。

たまらなく、ふーってしたい。

 

そんな衝動にかられたわけです。

そんなにやりたいなら、すればいいじゃんって話なんですけどね。

自分の中のなにがそれを止めるのか。

数分悩んだあと、結局吹かずにその場を通り過ぎました。

 

でも帰り道、やっぱり気になって、また通ってみると、すでに何者かに吹かれた後でした。悔しい。

写真はイメージです。

そこで、ふと思ったわけです。俺は何でタンポポ見たら秒で吹かなかったんだろうと。

子供の頃ならタンポポ見つけたら、秒で吹いてたよね?

っていうかタンポポを無邪気に吹くのって何歳くらいまでOKなの?

 

たとえば、女性ならいくつになっても「可愛らしい」と思えるけど、男性なら一体どうだろう?

っていうか同じ年くらいの男性はタンポポをふーってしたいと思わないのだろうか。

それとも、こっそり「隠れタンポポ」してるのだろうか。

 

別に明確な基準があるわけでもないし、「タンポポをふーってしていいのは○○歳までとする!」なんて資格もないけれど。

一体俺は何に縛られているのか?

きっと自分の頭の中にある大人らしさなんだろうなぁ。

でも、それはどこから来たものなのか。いつ頃から生まれたものなのか。

というか、そもそも正しいのか、必要なものなのか。

 

知り合いに俺の一回り上の大人がいるけど、その人はいつも子供のように無邪気。

一般的に考えられる大人らしさからはちょっと外れた人だけど、いつも自由で楽しそうで周りにたくさんの人がいます。

あの人なら秒でタンポポをふーってしたのだろうか?

大人らしさ、子供らしさって一体何なんだろう?

 

そういえば大学の頃に学んでいた即興演劇では「子供を未熟な大人」とせずに「大人を不自由な子供」と考えていました。

「俺はタンポポも気軽に吹けない不自由な子供になってしまったなぁ」と反省しながら、「次こそは…!」と役目を終えたタンポポを見ながら心の中でリベンジを誓うのでした。

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