エロと文学って紙一重?オノマトペっておもしろい。

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どうも、よざっちです。

僕は大学時代に言語学を研究してました。

そんな中で面白かったのがオノマトペ。擬音語や擬態語と言われるものですね。

ワクワクだったり、ガタゴトだったり心やモノの様子を表す言葉です。

マンガとかでもよく使われますよね。

ドンッッッ!って(笑)あれです。

さて、オノマトペについてかんたんに説明したところで問題です。

目次

さて、いきなりですが問題です。

次のオノマトペは一体どんな様子を表現してるものでしょうか?
『てぷてぷ』

 

 

考えた?

 

 

 

正解は「おっぱいが揺れている音」です。

 

Foundry / Pixabay

そう。エロの世界にももちろんオノマトペがあるわけですよ。

たとえば、おっぱいが揺れている様子って普通ならどう表現しますか?

「ゆさゆさ」

「ボヨンボヨン」

「タプンタプン」

とかいろいろあるけど、この音だけでだいぶ「おっぱい」の印象が変わるじゃないですか。

巨乳なのか貧乳なのか、歩いてるのか走ってるのかとか。

 

エロの世界は写真や動画などの視覚による情報が強いイメージです。

でも、そんな風に絵を使わず文字だけでいろんなエロを表現する官能小説、そのオノマトペ「だけ」を集めた単語集があるんです。

それがこちら。

オノマトペは面白い~官能小説の擬声語・擬態語辞典~

1296円ということでちょっと買うのはためらったお値段ですが、よく集めたなというボリューム。

50年官能小説を研究してきた著者が集めたオノマトペがなんと400ページ以上もぎっしりと詰まってます。

ここでも面白いのがその表現の多さ。

 

「なるほど。確かにエロい」と思うものや「え?どういうこと?(笑)」と思うようなものまでたくさんあって面白い。

その様子を文字だけでどう表現するかに作家の個性が出てくるんですよね。

エロと文学は紙一重?

ただの文字を並べただけなのに、ここまで想像がふくらませてくれるのって面白いですよね。

オノマトペといえば、その表現の独特さと多彩さで有名なのが宮沢賢治のオノマトペ。

たとえば風が強い様子を「どっどどどどうど」と表現したり、笑う様子を「かぷかぷ」と表現したり他の作品ではみないオノマトペを見せてくれる宮澤賢治作品。

こう書くとより荒々しさが増すよね。

でも面白いのが「ズポッ」ってオノマトペが官能小説にあるかと思えば、「シュポッ」ってオノマトペが宮沢賢治の作品に出てきて、たった一文字違っただけで全然印象がかわったりします。

あとは同じオノマトペでも前と後ろの文との関係でもまた変わったり。

片やエロ、片や児童文学。だけどその表現の多彩さだったりと意外と共通点があったりするんです。

そこで僕は思いました。

エロと文学ってまったく真逆な感じがするけど、もしかして紙一重なんじゃないか?と。

そこでこんなものをつくってみました。

名付けてオノマトペテスト。

あなたは何問こたえられるか?


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ほんとアホだよね。自覚あります(笑)

全部で7問。エロともどっちとも取れそうなものを集めてみました。

あなたはちゃんと違いが分かるでしょうか?

制限時間は3分。全部解けたら答え合わせしてね。

それではよーいスタート!

 

 

1分経過…

 

 

2分経過…

 

 

終了ー!

さて、正解はこちら。

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「むちゃむちゃ」「ぺかぺか」、「すっこすっこ」が宮沢賢治作品に出てくるオノマトペです。

ちなみに「むちゃむちゃむちゃ」はネズミが餌をむさぼるように食べてる様子。

「ぺかぺか」は蛍のような淡い光が点滅している様子。

「すっこすっこ」はワインを飲み干す様子です。

 

え?あとの官能小説の4つのオノマトペがどういう様子を表してるものか、って?

それは本を読んでのお楽しみです。

 

 

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