昨日、シーリングスタンプの魅力について書いたのですが、その影響で「またシーリングスタンプでチャームを作りたい!」という衝動がむくむくと湧いてきました。

というわけで、今回は、Collasaroレザーノート(ジェネリックトラベラーズノート)のブルーカバーにぴったりなチャームを作ることに。
これまでトラベラーズタウンのレザータグを使っていましたが、せっかくのきれいな青色に映えるように、思い切って赤いシーリングワックスで仕上げてみることにしました。
チャーム作りの手順
作業はシンプルだけど、意外と奥が深いシーリングスタンプ。ざっくり4つのステップに分かれます。
- スタンプを選ぶ
- ワックスを溶かす
- 蝋燭の火でシーリングワックスを溶かし、シリコンマットの上に垂らす。
- スタンプを押す
- 溶けたワックスの上にスタンプをしっかり押し、冷めるまで待つ。
- チャーム用の穴を開ける
- 固まったワックスに穴を開け、アクセサリーとして仕上げる。
まずはスタンプ選び
今回のワックスは赤。なのでスタンプの模様は王冠にしてみました。なんか王道っぽいので。
赤×王冠の組み合わせは、どこか格式高くてクラシカルな雰囲気があっていい感じです。
持っているシーリングスタンプは全部セリアで揃えたもの。100円ショップなのに、デザインが結構しっかりしていて侮れません。
ワックスを溶かしてチャームのベース作り
シーリングワックスを溶かしていきます。
ワックスを溶かす作業って、まるで理科の実験みたいで楽しいんですよね。
固体の蝋が静かに溶けて液体に変わっていく様は何度見てもワクワクします。
溶けたワックスは単色ではなく、鮮やかな赤や深みのある赤、ちょっと黒っぽい赤が混ざり合って、マーブル模様が美しく出てくるのがまた良い。
今回はチャームとしての強度を上げるために、通常よりも厚めにワックスを溶かしました。
横に広がりすぎず、縦に厚みが欲しいのでシリコンマットの上にワックスを垂らすときは、一気に流し込まずに何回かに分けて調整します。
ここからすでに仕上がりに影響してくるので、慎重に慎重に。スタンプを押す前から良いチャーム作りは始まっている…。
一番緊張する瞬間、スタンプを押す
ワックスがちょうどいい具合に冷めたら、いよいよスタンプを押します。これが一番の山場。
強く押しすぎるとワックスが薄くなりすぎるし、逆に弱すぎると模様が綺麗に出ない。慎重にバランスを見極めながら、ちょうどいい力加減で押します。
スタンプを押したら、焦らずしっかり冷やします。この時、急いで外すと割れたり、端が欠けたりするので要注意。
今回は丁寧に作業したおかげで、模様もしっかり出て綺麗な仕上がりになりました。
最後の仕上げ、チャーム用の穴を開ける
蝋がある程度固まったら、チャームとして使えるように穴を開けます。今回は耐久性を考えて、左右に2箇所の穴を設けてみました。さらに、縁を厚めにすることで割れにくく。
試作を何回か繰り返した結果、Collasaroレザーノートのブルーカバーに映える、深みのある赤のチャームが完成しました。
下の方にクレーターみたいなものができているのが少し気になりますが、それ以外は気になりません。
深い青に、高級感のある赤が見事にマッチしていて、良い仕上がりです。
どんどん沼っていくシーリングスタンプの世界
仕事机に置いて使っていますが、視界に入る度に気分が上がります。完成したチャームを手に取ると、やっぱり嬉しいもので。
手作りの良さは、こうして試行錯誤しながら少しずつ工夫を加えられること。そして、それが自分だけの特別なアイテムになっていくことにあるのかもしれません。次はどんな色やデザインで作ろうか、楽しみです。