どうも。よざっちです。
2022年3月25日から4月8日までの2週間、ずっとやってみたかった『鉄道で日本を縦断する旅』をしてきました!
実は4年前にも20代最後の記念としてチャレンジしたのですが、お金と時間の都合で埼玉県は大宮駅で断念。
そんな前回の旅も踏まえて、今回は10日間南の始発駅鹿児島県「枕崎駅」から北の終着駅北海道「稚内駅」までの日本縦断旅行をしてきました。

長かった旅もついに最終日。
10日目の今日は旭川駅から稚内駅までの移動です。
旭川 6:03 〜 稚内 12:08(宗谷本線)
いよいよラストラン。
今日は旭川から最終地点の稚内まで向かいます。
ここのところ、朝がゆっくりな日が続きましたが、最終日の出発はなんと朝6時。
これを逃したら、次の電車は6時間後。それに加えて移動時間も2時間くらい変わってくるので頑張りました。
この朝早くて、しかも本数が極端に少ないのはローカル線って感じで好きですね。
今日お世話になるのは日本最北の駅『稚内駅』へと続く唯一の路線の宗谷本線。
総移動距離が約250kmという北海道の中でも長大路線になります。
特急を利用しても稚内駅まで2〜3時間かかりますが、今回は鈍行列車を使うのでなんと乗車時間は6時間弱。
今回の旅でも1つの電車での移動時間としては最長です。
途中、売店があるかも分からないので前日にセイコーマートで軽食を買っておきました。
北海道民の味方、セイコーマート。お惣菜がどれも美味しくて、沖縄にも是非出店してほしい。
最後の旅のお供は、ザンギとベーコンおかかおにぎりにしました。
さて、ここから6時間のラストラン。
あまりに長い移動の時は読書したり動画を見たりしていたけど、これで旅が終わると思うとなんだかこの時間がとても愛おしく感じられます。本を読むなんて勿体無い。
今日の移動で最初に気になる駅名「比布駅」
駅の漢字が旧漢字なのもポイント高い。
沖縄の地名も難読だけど、北海道もなかなか難読。倶知安とか長万部とか音威子府とか。
でも、音の響きとかリズムは違うから面白い。その土地に根付いた言葉のリズムとかあるよね。
山間を走る電車。窓から見える雪景色。
景色の美しさと、これまでの旅の疲れと、旅が終わる寂しさと、色んなものを噛み締めながら、窓の外をぼーっと見ていました。
それがとても心地いい。
気持ちいい景色を眺めながら、電車に揺られて約5時間。到着したのが幌延駅。
ここで一旦長めの停車。ここから稚内駅までが宗谷本線、最後の区間です。
もうすぐ終わると思うと、寂しいものがあります。写真撮れなかったけど、窓の外にはトナカイがいました。
野生のトナカイ初めて見ました。線路を塞いでいたので、汽笛鳴らされてましたよ、トナカイ。さすが北海道。
ちょっと時間があったので、駅の中を散策してみました。
時間になったので、出発します。
幌延駅を出て稚内駅前に向かうあたりから、雪よりも緑の方が多くなってきました。
緑が増えてきましたが、途中雪も降ってきました。寒い。
幌延駅を出て、約1時間。長いこと森の中を走っていましたが、だんだんと海が見えてきました。
この度のゴール『稚内駅』が近づいてくるのを感じます。
ここまでのんびりと景色を楽しんでいましたが、急に寂しくなってきました。
稚内駅の前の駅『南稚内駅』まで来ました。
あと1駅。
長かった鉄道旅がもうすぐ終わってしまいます。
ああ、終わらないでほしい。
東京くらいで疲れて、帰ろうかと思ったのが懐かしい。
あの時は、終わって欲しいと思ったのに、今はこんなにも終わらないで欲しいと思っている。
南稚内駅を出発すると、電車は終着駅の稚内駅へと向かう。
窓の外の景色は、剥き出しの自然から少しずつ街に変わっていきます。
そして、ついに。
ついに。
辿り着きました、日本最北端の駅『稚内駅』。
日本最南端の駅『枕崎駅』から来ましたよ、日本最北端の駅に。
乗り換えなしの6時間は、ちょっとしんどいかと思いましたが、景色を楽しんでいたらあっという間でした。
というか、振り返ってみたら、これまでの旅があっという間でした。
鹿児島の始発・終着駅の枕崎駅から約3100kmだってよー。すごい。
直線距離でこれだから、途中寄り道したのも考えたら、もっと移動しているはず。
南の終着駅『枕崎駅』にもあった車両留めがここにも。もうこれ以上、進めない終着駅。
本当に端から端まで来たんだなあ。
枕崎にもあった始発・終着駅の看板。
枕崎駅を出発したのが、遠い昔のように感じます。
改めて、地図で見てみると、遠くまで来たもんだ。
何度も確認する『日本最北端』の文字。
本当に日本縦断したんだなぁ。まだあまり実感が湧かないけど。
4年前に出来なかったリベンジを果たしました。
これで青春18きっぷで日本縦断の旅、無事達成。約2週間、日本を南から北まで楽しみました!
おまけ
さて、これがテレビ番組とかならここでエンドロールが流れて番組は終わりなのですが、そういうわけにもいかないので、ひとまずホームを出て駅舎の中へ。
想像以上に綺麗な建物で、結構しっかりしてる。
鹿児島の枕崎駅には何もなかったのに、稚内駅には映画館までありました(笑)
複合施設と一体化しているので、便利そう。色々ありました。
調べてみると、今の駅舎になったのは10年前の2012年だそう。

外から見ても、今の風の綺麗な駅舎です。
青森駅もそうですが、旅行者からすると昔ながらの駅舎がなくなるってのはちょっと寂しいですね。
駅舎の外には旧駅舎の名残の車両留めが。
昔はここまでホームがあったらしいです。
僅かに残った線路から旧駅舎に思いを馳せます。
せっかくなので、ホテルに行く前に駅周辺を散策。すると、交通看板にロシア語が書かれているのを発見。
そうか。ロシアが近いから、ロシア語表記もあるのか。
我が地元沖縄では絶対に見ない、というかここ以外ではほとんど見ないであろう看板にテンションが上がります。
しばらく歩くと、まるでアーチ型の通路?を見つけました。なんか柱が西洋のお屋敷みたいで綺麗。
名前は防波堤ドームというようです。
防波堤ドームのそばには青々とした海が。
日本最北端の駅まで来ても、海の青さは変わらんなぁ。
海を見ながらボーッとしていたら、日本縦断をやり遂げた達成感と興奮が少しずつ落ち着いてきました。
正直、この旅をする前はこれで満足して終われると思っていました。
しかし、実際に旅を終えてみると、もっともっと見たいところが増えました。
この路線に乗ってみたい。
この駅で降りてみたい。
この街を歩いてみたい。
もっと見たいのに、泣く泣く通り過ぎる場所が多かったです。
今度は地域を決めて、そこの鉄道を乗り回す旅がしたいなあ。
旅を終えたばかりなのに、もう次の旅のことを考え始めてる自分がいます。
さて、次の旅はいつにしようか。
今回かなりお金を使ったから、まずはお金を貯めてからだな。
本日の宿は『ホテル美雪』
最後の宿はJR稚内駅徒歩約4分のところにあるホテル美雪。
ゆったりと落ち着いた雰囲気で、長旅を終えた僕にはぴったりのホテルでした。
ベッドの方が体の疲れはとれるけど、畳と布団でしか癒されない何かがあるよね。
さあ今日は北海道を堪能して、明日は沖縄に帰るか。