漫画「チ。―地球の運動について―」が面白すぎる。

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また面白い漫画を知ってしまった。

すでに知っている方も多いと思いますが、漫画「チ。―地球の運動について―」がめちゃくちゃ面白い。

どれだけ面白いかというと、1〜2話試し読みした後、続きが気になりすぎて5巻までKindleで一気買いして一晩で全部読んでしまったほどです。

1巻だけでも読んでほしい。

いや、2話まででもいいから、とにかく読んでくれ。

著:魚豊
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目次

「地動説」の証明に命をかけた人々の物語

命を捨てても曲げられない信念があるか? 世界を敵に回しても貫きたい美学はあるか?

「ひゃくえむ。」で100m走にすべてを捧げる人々を描いた超新星・魚豊が舞台を青年誌に移して新たに描くのは、「禁じられた真理」を探求する人々を描いた一大叙事詩。
舞台は15世紀のヨーロッパ。異端思想がガンガン火あぶりに処せられていた時代。
主人公の神童・ラファウは飛び級で入学する予定の大学において、当時一番重要とされていた神学の専攻を皆に期待されていた。
しかしある日、ラファウの元に現れた謎の男が研究していたのは異端思想ド真ン中のある「真理」だった———!!

ふふビックコミックスBros | チ。ー地球の運動についてー

ストーリーをざっくり説明すると、「地動説」の証明に命を賭ける人々の物語。

舞台はまだ「天動説」が信じられている15世紀のヨーロッパ。

「地球が宇宙の中心ではなく、地球が太陽の周りを回っている。」

そんな思想をもっているだけで殺される世界で、それでも”地動説”を捨てられなかった人間たちは一体何を考えていたのか。

読んでいると何度か、まるで歴史が変わる瞬間に立ち会ってるかのような感覚になりました。

大きな歴史の流れの中では、ひとりの人間にできることなどとても小さい。

でも、そのひとりひとりの、小さくも力強い意思が大きな歴史を紡いでいく壮大な物語には心が震えます。

多分、感動は寿命の長さよりも大切なものだと思う。

––––だからこの場は、僕の命にかえてでも、この感動を生き残らす。

チ。―地球の運動について― 1巻より

世界を敵に回しても自分の信念を貫く生き方に心が震える

矛盾を感じていても、そこに触れてはいけない。

世の中が正しいというモノを、疑ってはいけない。

世間からの同調圧力や自分の人生や世界への諦め。

そんな世間に違和感を覚えながらも、「そういうものなのだ」と言い聞かせて生きる主人公のラファウ。

しかし、地動説と出会ったラファウはその美しさに心を奪われ、次第に自分の心に正直に生きることを選び始めます。

一生快適な自己否定に留まるか、全てを捨てて自己肯定に賭けて出るか、どちらを選ぶも自由だ。

さァ、どうする。

チ。―地球の運動について― 2巻より

現代では世間から批判されても命までは取られませんが、この時代では命懸け。

世間は従来と異なる考えを受け入れられず、拷問や体罰で抑え込もうとしてきます。

それでも、たとえ世界を敵に回しても、自分の信念を貫こうとするラファウ。

やりたいことを貫くのには、自分の心に嘘をつかずにいるには、勇気がいる。

どんなに押さえつけ踏みにじられ黙らそうとしても恐れず前に進む生き様は、読んでいて勇気をもらえます。

死ぬ怖さなんて、この世を肯定する怖さと比べたら軽いものだ!

チ。―地球の運動について― 5巻より

ネタバレになるので、あまり大きな声では言えないけど、とにかく1巻だけでも読んでほしい!

著:魚豊
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