”禪院家の一族”と、着々と構築される”虎杖包囲網”|呪術廻戦138話

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ずっと渋谷事変編で「今週も絶望でヤバかった。さて来週どうなる?」と常に不安な状態だったので、ちょっと麻痺してました。

ここ数話は戦いのリングの準備をしているといいますか、虎杖らを取り巻く環境を説明していく回が続くんでしょうか?

渋谷事変に比べると幾分心穏やかに読めますが、どんどん悪くなっていく状況にゆっくりゆっくり真綿で首を締められるようで、絶望には変わりませんね。

ゴングが鳴ったら、また地獄がはじまりそうです。

目次

”禪院家次期当主”禪院直哉の登場

初登場わずか3ページで各方々からヘイトを集めそうな問題発言のオンパレードの次期当主『禪院直哉』

開始3ページで、いかに禪院家がヤバいのがわかりました(笑)

出典:呪術廻戦138話より

よく分からないけど、顔がいいってことで女性陣が湧いているみたいですね。その人気っぷりたら「禪院直哉」がトレンドに入るほど。

にしても、関西弁の性悪キャラってなんで細目なんだろう?誰か理由を教えてほしい。

そして呪術廻戦5巻での西宮のセリフの意味が分かったというか、恐ろしいほどの男尊女卑、血統重視の禪院家。

出典:呪術廻戦41話より

これ見てから改めて交流戦編も読んだんですが、見え方が大分変わるんですよね。

どちらも正しい。これは責められんよなぁ。

ちゃんと真依ちゃん”達”って言ってるし、真依さんが性格悪いっていうより、真希さんが凄いよね。

真希さん、よくぞあの環境で芯が強く真っすぐ育ったなぁ。

東北の田舎から出てきた釘崎や、呪術師ですらなかった虎杖らのことを考えると、同じ高専生といっても京都校のメンバーの方が”呪術師の世界”に身を置いている人間が多い印象。

当時は「腐ったミカンのバーゲンセール」発言がいまいち腑に落ちなかったけど、第2章ではその面を重点的に描いていくのかしら。

犬神家の一族をオマージュした禪院家のお家騒動

ここで伏黒、まさかの禪院家次期当主候補に。

にしても、あまりにも世界観が癖ありすぎて、また何かのオマージュかな?と思ったら元ネタは「犬神家の一族」とのこと。

その時の弁護士の名も「フルダテ」らしい。毎回思うけど、どこから調べてくるの?

まあ、考察班のツイートや動画が楽しみではあるけど、みんなすごい(笑)

そして、これは禪院甚爾が五条と関わる前の誓約なのだろうか?

五条がいれば禪院家からは守られるけど、もしも仮にいなくなった時は禪院家の当主になることで守ろうとした親心なのか。

(自分にとっては、ゴミ溜めでも術式あれば人並みの生活は送れるだろうし、まだマシ的な。)

それとも単に「金になればいい」的なクズ親の発想からなのか。

詳しい時系列がわからないので何とも言えないけど、渋谷事変でのセリフから前者だと思いたい。

出典:呪術廻戦114話より

そして、想像以上にドロドロしている禪院家。

直昆人からは不遜だけど豪快な印象を受けたけど、今回垣間見えたのは憎悪と嫉妬でべっとりとしたお家騒動。

描かれていないだけで直昆人もそうだったのか、それとも直昆人が豪快で割と名主だったのかは知らないけど、これからの禪院家の未来は明るくなさそう。。

あと、真希と真依は直昆人の子かと思ってたけど、話から察するに禪院扇の子?

もう、よう分らんから家系図ほしい。

(追記:現時点の情報から分かりやすくまとめてくれている方がいました!ありがたい)

https://twitter.com/jujutsukaisendb/status/1361509577477353474?s=20

虎杖と行動を共にする腸相

そして、場面変わって久々の虎杖側。

しばらく見てない印象だったけど、出てないのはたった1話半なんですよね。

その間の情報が濃すぎて、久々に見た感がすごいです。

虎杖が腸相と行動を共にしているのは大方想像通りというか様々な考察動画で話されてました。

ですが、実際に見てみるとお兄ちゃんいてくれて本当によかった。

自分の中の宿儺が大勢の人を殺してしまい、しかも自分の友を狙っていて、生死の境を彷徨う仲間の状況もわからない。

そのうえ、高専側に命を狙われるなんていくら「主人公には厳しくしたいタイプ」でも厳しすぎやしませんか、芥見先生!

日常のほのぼの回を思い出すと、とても見てられない。。

出典:呪術廻戦138話

一人だったら自死を選びそうなこの状況で、かつて敵だったとはいえ一人でも味方がいるというのは心救われるだろうな。

しかも、兄弟とはそういうものだと無条件で肯定する存在。ありがてぇありがてぇ。

受肉した呪霊(?)でありながら、血のつながりで虎杖を助ける腸相。

かたや、人間でありながら血のつながりで伏黒を殺そうとする禪院直哉。

このあたりの対比も残酷だなあ。

ってか考察動画を見過ぎて忘れていたけど、本編で虎杖と腸相のつながりを示唆した発言って「お兄ちゃんだぞ!」発言しかないわけで、結局虎杖が何者かは明言されてないんですよね。

ここも少しずつ明らかになっていくのだろうか。

あと13階段、気づいた人すごいよね。

着々と構築されていく”虎杖包囲網”

乙骨だけでもかなり絶望的なのに、加えて禪院直哉の参戦決定。

着々と出来上がっていく虎杖包囲網。

魔境となった東京を舞台に、次回か次々回ぐらいから虎杖討伐編みたいなのがスタートですかね。

乙骨先輩が実は虎杖を助けようとしている考察があったんですが、目がマジなので個人的には期待できなさそう。

出典:呪術廻戦138話より

それぞれ立場があるし学生の身分だけど、ブラザーもしくは伏黒、虎杖を助けてあげてほしい。。

第2章は人と人の呪い合いを中心に描いていくのか。

人の負の感情から生まれた呪霊との戦いは「純然たる悪意」との戦いでそれはそれで見応えがあったんですが(順平やメカ丸、七海などしんどかったけど)

これが対「人」となるとより醜悪なことになりそうですね。

本来、事態の収束の為に協力し合うべきであって、戦いあってる場合じゃないんですけどねぇ。

それから少しずつ明らかになってくる渋谷事変の傷跡。

狗巻先輩、真希先輩の安否は明らかになってきたので、そろそろ伏黒、釘崎の状況が知りたい。

というわけで、来週も楽しみです。

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