突然ですが、でんぱ組.incにハマりました。
しかも、ここ1週間くらいで、猛烈に。
実は先月末くらいから少し心身ともにおかしくなり始めて、正直ヤバかったんですよね。
朝起きると動悸がすごくて、布団から起き上がれない。
仕事を終え家に帰ると、明るい部屋にいるだけでも疲れて、暗い部屋でラジオを流しながら休む。
そんな状態が続いていて、正直これ以上いくと「ヤバいな」とは思ってました。
それでも何とか仕事に行けているのはでんぱ組のおかげと言っても過言ではないかもしれません。
いや、過言か。
弱っている時のアイドルソングは麻薬のような中毒性がありますが、それでもこんな急激にハマるものかと自分でも驚いています(笑)
彼女たちの楽曲を聴きまくり、出演していたバラエティ番組を観まくり、インタビュー記事を読み漁り、ライブ映像を見て涙する。
1週間前までは考えられもしなかったことで、自分でもちょっと怖くなっています(笑)
ちなみに、僕がアイドルにハマったのは中学時代、モーニング娘。が人気絶頂だった頃。
当時はもう凄くて、ファンクラブ会員だったし、CDは大体買ってたし、ライブも行った。それも、学校行事を抜け出して。
それ以来、曲そのものが好きになったことはあっても、アイドルそのものにハマったことはないんですよね。
自身も昔経験があるから、アイドルを追うことに対して抵抗感はないけれども、でんぱ組に関してはアニメ声のむしろアキバ発のアイドルとして、ちょっと苦手意識を感じてました。
それがなんでこんなにもハマってしまったのか。
そのきっかけとなった曲は「W.W.D」
これがもう死ぬほどカッコよくて、死ぬほど可愛くて、死ぬほどいい曲なわけですよ。
ちなみにW.W.Dとは「World Wide Denpagumi」の略。
これ以外にも「W.W.DⅡ」と「W.W.D BEST」という曲があり、シリーズ化しているのだけど、もうすべてが泣けるのです。
なぜこのシリーズが泣けるのか、なぜでんぱ組.incが凄いのかは今さら僕が書く必要もないほど、素敵な記事があるので見てほしい。
読みました?
多分大半の方が読んでないと思うので(笑)読んでない人の為に一言で説明すると、
「スクールカースト最下層からの逆襲」
です。
『普通』の社会で生きる場所をなくし、「オタク、ひきこもり、いじめられっ子、ネトゲ廃人」だった、でんぱ組.incのメンバー。
そんな彼女たちが自分の暗い過去を全てを曝け出し、その上でそれを乗り越えようと笑顔で歌っている姿がアイドルどうこう関係なく心を打つんです。
可愛らしい見た目とは裏腹に、葛藤や苦悩や批判などに抗いながら歌う曲に「血が滲んでいる」んですよね。
そこが最高にカッコよくて、かわいい。
後のインタビューで元メンバーの夢眠ねむさんはこんな風に語っています。
今は「愛情」でステージをやれるようになったんですが、当時は「殺意」でやってました。
当時メイド喫茶がすごく流行ったんですけど、そこにしか居場所が無い人はいるのに、
それをどうしても面白おかしく取り扱うメディアばっかりで。
取材に「愛があるか無いか」がすぐに分かる、私たちからすると。
なので「この風潮を変えてやる」という気持ちで、「絶対に分からせてやる」みたいな気持ちで、
やってたところはありますね。
そんなでんぱ組.incの姿がありありと分かるのが「W.W.D」シリーズ。
この3曲に関してはアイドルソングというより、ドキュメンタリーソングなんですよね。
シリーズ1作目のW.W.Dで「生きる場所なんてどこにもなかった」と感じていた彼女たち。
それがシリーズ3作目のW.W.D BESTでどうなったのか?
3曲すべて聞き終わった時、完全にファンになっていました。
実はこのW.W.Dシリーズには、知れば知るほど泣ける裏話があるんですが、それはまた別のお話。(気になる方は調べてみてください)
3曲全部合わせても約20分くらいですが、めちゃくちゃ力をもらえます。
ぜひ一度聞いてみてください。
惜しむらくは、もう「でんぱ組.inc」には最上もが・夢眠ねむの二人がいないこと。
今のでんぱ組.incも素敵ですが、この時代にでんぱ組を一度生で見てみたかったなぁ。