ミイラ取りがミイラになるマッチングアプリのデザインの凄さ。

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最近、マッチングアプリを使いはじめてみた。

と言っても有料会員登録はしておらず、アプリをいじっているだけなのだが。

きっかけは、現在通っているプログラミングスクールの制作発表。

僕らの作ろうとしているWebサービスの形態がマッチングアプリに近いので、参考資料としていくつかダウンロードして試してみることにしたわけだ(ということにしておく)

僕らの世代だとマッチングアプリと聞くと、どうしても「出会い系」のイメージが強くて、ちょっと抵抗があったのだが、使ってみると意外とそうでもない。

ポップで可愛らしいデザインに使いやすいUI。ユーザーの心理が非常によく考えられていて、ついつい触りたくなってしまう。

僕らが作るサービスのデザインや機能を考える上で、とても勉強になった。

しかし、使ってみると何ともリアルで残酷なものだよ、マッチングアプリ。

ランダムに選ばれた女性の顔写真の山を人差し指一本で「いいかも」と「イマイチ」に仕分けしていく。

そして、互いに「いいかも」がついたらメッセージをやりとりできるようになる仕組みだ。

細かいプロフィールを書く欄はあっても、最初に画面に表示されるのは、ほぼ顔写真のみ。
結局、判断する情報のほとんどは顔になる。

しかも先程書いた通り、このアプリとても使いやすくて、動作が気持ちいい。
なめらかに写真がスワイプするのが単純に楽しくて、人差し指を右に左に動かしていたら、いつの間にか大量の女性に「いいかも」を送っていた。

知らず知らずに世の女性方を一列に並べて、人差し指一本で、

「きみ、いいね。こっち。」

「きみは違うな。あっち」

なんてことをしていたわけだ。

なんだ。吉沢亮みたいな国宝級のイケメンじゃないと許されねぇ所業じゃねぇか、これ。

と使いながら全能感に浸っていたのだけど、ふと気づいた。

「これ、俺も同じことされてんのか」と。

しかも、元々アプリの使い心地を試すために登録したわけだから俺は顔写真もプロフィールも登録していない。何もない真っさらな状態で世の女性方を選り好みしていたわけである。

自分だけ安全な場所から女性たちを評価していることに何だか罪悪感を覚えて、今更ながら顔写真だけ載せてみた。

登録している女性への、せめてもの礼儀である。

そうしてアプリを実際に使ってみた経験を生かして、作りはじめた自分たちのWebサービス。10日かけて、ある程度は形になってきた。

もうお役御免となったマッチングアプリを削除しようと思って久々に見てみると、アイコンに何やら赤いバッジがついている。

「まさか」と思い、アプリを開いてみると「いいかも」をしたであろう女の子からメッセージが届いていた。
しかも、可愛い。可愛いぞ。可愛いじゃないか。

早速メッセージを開こうと思ったら、モザイクがかかって読めない。

どうやら、ここから先は有料のようである。

金額は月額3900円。

高い。

たかが、メッセージのひとつやふたつを見るために月額3900円払うなんて馬鹿らしい。と思いながら、でも中身めっちゃ気になる。

たとえサクラであったとしても、メッセージの中身を見てみたい。ああ、見てみたい。

こうやって人はどんどんハマっていくのだろうか。

マッチングアプリに3900円払うべきかどうか。

ここ数日のもっぱらの悩みである。

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