ブラックモンスターVSダンジョンモンスターの対決!団体戦を観覧してきました。

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3/25「BATTLE OF BLACKMONSTER」団体戦・収録観覧後の感想

 

(以下、この記事の文章は収録直後の2019年3月25日に書いています。なお写真等は放送終了後に掲載。

記事の公開も放送が終わってからの2019年5月14日です。記事の内容も記憶を頼りに書いているので、違うところがあっても悪しからず。)

 

ネタバレはできないけど、今のこの熱をそのまま記事にしたいと思い、この記事を書いています。

公開できるのは5月の末くらいでしょうか。

このブログでも何度も書いたことがあるぐらい大好きだったフリースタイルダンジョンですが、ここ最近はちょっと遠ざかっていました。

ここ最近ずっと続く番組のマンネリ感。

出ているMCたちはめちゃくちゃカッコいいのに、企画や運営側の見せ方が違うというかコレジャナイ感がすごかった。

年始特番も今、現在放送中の勝ち抜き個人戦も。

何か変えようとしているのは分かるけど、1ラウンドじゃどうしても薄味になりがちだし、そもそも初代に頼りすぎじゃないですか。

そう思っていたけど、もう地元沖縄に帰ることになり生で観られる機会ももうないと思ったので、最後の記念に来た新木場ageha。

約半年ぶりのフリースタイルダンジョン収録観覧だったけど、それまでの不満が全部吹き飛びました。

今回の収録はMCバトルの創成期を生きたレジェンド、現代のバトルシーンを牽引してきたチャンピオン、そしてこれからの時代を担う若手たち。

それが一堂に会し、繰り広げる熱いバトルの数々。

間違いなく日本のMCバトル史に残る歴史的な日だといってもいいんじゃないかなと思いました。

本当に生で観られてよかった!

これがあるからフリースタイルダンジョンを観るのを辞められない。

目次

呂布カルマ・R-指定のMr.ダブルR

今回は前回に引き続き、ブラックモンスターとの対決。しかし、今回はそれぞれチームを組んで総当たりの団体戦。

収録の冒頭にZeebraから今回の企画の趣旨が発表されてから、R-指定は一体誰と組むのかがずっと気になっていました。

組むなら初代のDOTAMA?それともモンスター対決でものすごいライミングを繰り広げたFORK?

DOTAMAとなら初代ラストのRec、TEAM根深い人戦以来。あの時はもうめちゃくちゃあがったなあ。

モンスター卒業後も対決することは何度かあったけど、手を組んだのはこれっきりなのでDOTAMAとのタッグ戦もアリ。

だけど、初代対2代目で激闘を繰り広げたFORKと組んだら、ものすごい韻の連打でとんでもないタッグになるんじゃないか。

と、色々妄想を繰り広げていたら、相手はまさかの呂布カルマ!

チーム戦の時も一人でやってきた呂布がそもそも人と組んで噛み合うのか?!思ってましたが、これがガッツリ噛み合ってました。

やっぱ噂通り何でもできる人なんだなぁ。

言わずもがなR-指定の圧倒的なスキルと、呂布カルマのワードセンスがかみ合いまくって全方位敵なし!

圧倒的な強さを見せつけて全勝しましたよ。

楽しそうにユーモラスなラップをしながら、一発一発の言葉が重いっ…!まさに核弾頭。

さらにはNewsRapJapanやオールナイトニッポン0などで、それぞれトークスキルの高さを見せている呂布カルマとR-指定。

ただでさえラップがカッコいいのに、普通に喋っても面白い2人が手を組んだら勝てる相手いないでしょ!

バチバチに殺しに行く感じではなく、ノリを楽しみながらポイントポイントでしっかり締める2人のラップは見ていて本当に楽しかった。

1ラウンドなのが本当にもったいない。ずっと見ていたかったなぁ。

漢、般若、FORKの生けるレジェンドたちが手組んだ文化遺産。

一方、呂布カルマと並び2代目の最強格とされるFORKは誰と組んだのかというと、なんと相手はラスボス般若と漢akaGAMI。

BBPなどMCバトルの創世記を生きたレジェンドチームが誕生しました。

豪傑同士が手を組んだ今、必然的に生まれる文化遺産!こんな贅沢なチームが見られるのはおそらく最初で最後。

こういう組み合わせが見られるのもフリースタイルダンジョンならでは。

モンスタールームの沸き具合がこのチームが凄さを物語っているよね。

ユーモアを見せつつ、言うことがある相手には滅法強い漢。

ラスボスたる風格と熱さをもった般若。

そして、超人的なライミングと、漢と般若に感化されてか珍しく熱いラップをするFORK。

ただ上手いだけでも熱いだけとも違う、積み重ねた歴史があるからこその言葉の重み。

 

チーム戦でその凄さを発揮してたFORKはもちろん、般若、漢もめちゃくちゃカッコよかったですよ。

個人的に高ラチャンピオンの3人とやった時に般若が一番初めに見せたフロウが新しい一面を見た気分。

個人的に上がったラインを集めてみました。

これだけ贅沢なメンツが集まったら、やっぱり生まれるパンチラインの数々。

正直、今回紹介した2組はずっとカッコよかったけど、その中でも会場で聴いていてブチ上がったラインをいくつかピックアップ。

FORK「お気に入りのライムを置きにいく」

結局 お前らはお気に入りのライムを置きにいってるだけ

浅はかだ 俺はもっと沖にいるぜ

FORK/9for・Novel Core・じょう戦

高ラチャンピオンチームとのバトルにて。

おそらく勝負を決定づけたと言っていいくらい見事なパンチライン。その、あまりの見事さに審査後ERONEも何度も口にするほど。

その後のコメントで「お気に入りのラインができました」と締めるあたり、もう職人すぎて惚れてしまう。

FORK「ヤベェラップしていけんのさ」

分かるかこれは経験の差

それがあるからヤベェラップしていけんのさ

FORK9for・Novel Core・じょう戦

こちらも同じバトルから。

若手ラッパーを相手に「経験の差」と「ヤベェラップしていけんのさ」って文章の破綻なく、意味も通してサラっと踏むFORK。

さらに加え、今回は熱さも乗っかってたので、こんなもの上がらざるを得ない。(以前、R-指定が言っていた通り)

呂布カルマ「俺達Mr.ダブルR」

やるかやられるかじゃねぇ 一方的にやる

俺達 Mr.ダブルR 分かる?

呂布カルマ/ID・SAM戦

おそらく会場が一番盛り上がったと思われるライン。

全勝同士の対決というのもあって、注目度も高かったのを差し引いてもヤバかったなぁ。

R-指定と呂布カルマ(呂布のR)でMr.ダブルR。なんってかっこいいんだ!

DOTAMAよりもこっちの方が因縁が深いんじゃないかってくらい見事なワード。

ここに気づいたの凄いなぁ、呂布さん。

呂布カルマのオリジナルかと思ったら、ラッパ我リヤからのサンプリングだとか。

そういう背景を知ると、さらにカッコよさが増しますね。

呂布カルマ「俺ら日本代表が2人」

栃木代表 は? 俺ら 日本代表が 2人 ここに

呂布カルマ/ID・SAM戦

こちらも同じくID・SAM戦から。

このバトルはR-指定には珍しく決め手がないまま終盤に向かったので、若手の勢いで押し切られるかなと心配だったんだけど、そこはさすがの呂布カルマ。

「Mr.ダブルR」と、この「日本代表」で一気に持って行きましたね。生で観ていて一番上がったなぁ。

現役最強と歴代最強のこの2人にしか言えないラインであると同時に、「それ言われたらもう!」って感じよね。

ごちそうさまでした。

R-指定「ノリは大学の学生くん」

こいつ、おもろいか? ノリは大阪の学生くん

ナメられんねん 大阪のギャグセンス

R-指定/BASE・CIMA・ミステリオ戦

奇しくも「大阪・名古屋」出身の組み合わせ対決となった、このバトル。

個人で来た時に快進撃を見せていたミステリオも、R-指定相手にはやっぱ歯が立たずといった感じでしたね。

相方の呂布カルマも「ヤバい」って言って半笑いでR-指定にお辞儀するし、ミステリオも言われた瞬間上手すぎて笑ってたもんね。

多分、会場全体が「あ、これはクリティカルだな」と思ったぐらい見事なラインでした。

にしても、その前の「こいつ、おもろいか?」からの「大学の学生くん」と「大阪のギャグセンス」の話の持って行き方も秀逸だったなぁ。

全体を通して、ずっとヤバかったけど、このラインが特に印象的でした。改めて、上手さで言うとR-指定は別格。

般若ラスボス引退!そして2代目ラスボスと最後のバトルへ!

そして収録終盤、神妙な面持ちでマイクを持ちスタッフに感謝を伝える般若。

これはまさか…と思っていたら、やはりラスボスの引退を表明。

今までの感謝を伝えるとともに、今までのダンジョンでの戦いを振り返り「9回はキリが悪いから、最後次を託す2代目ラスボスと戦いたい」という般若。

その般若が指名したのが、なんとR-指定。

この展開はスタッフ側も想定してなかったらしく、進行も含めて会場がバタバタ。

急遽決まったバトルなので、DJ CELORYにビートを準備してもらい、2人がバトルステージへ。

今回は「一応モンスター同士の対決なので、先攻後攻は…」とサ上が言おうとすると「当たり前だろ、全部俺が先行だよ」と言い切る般若。

般若のその一言にブチ上がる会場。

もうね、こっから先のバトルの細かい内容ははっきり覚えてない。

ただ、涙流しながら声を上げたのは覚えてる。

それくらい熱いバトルでした。

しかし、本当にイレギュラーだったんだろうね。

通常回ももちろんそうなんだけど、いつにも増してこの場でこの瞬間にすべてが生まれていってる感じがして凄かった。

観客だけでなく、審査員も般若への思いで一杯だったんでしょうね。

まさかの1ラウンドが終わって「お願いします」の声を待たずに、審査員全員がボタンを押してしまうという事態に。

あそこらへんは放送する時に上手いこと編集するのかな。

しかも、結果は般若が5-0のクリティカルで勝利。ステージ上の人も含めて会場全員「え?」ってなりました(笑)

般若もZeebraも「ちょっと思ってたのと違う」ってなって、急遽ルール変更でクリティカル制度なしの、3ラウンドをやることに。

と思ったら、2ラウンド目は今度はR-指定が5-0で取り返す一進一退の激アツの展開に!

いよいよ運命の第3ラウンド。

いつにも増して熱いバイブスで思いを伝える般若に呼応するように、R-指定もスキル度外視で思いを伝える熱さと愛に溢れたバトルでした。

「このバトルに勝敗をつけるのは野暮だ」

Zeebraのその一言によって、ラストの判定はなし。

最後まで熱い思いと、そして伝説を残した般若。

この日のフリースタイルダンジョンの収録は大熱狂のうちに幕を閉じました。

本当にこの歴史的な回を生で観れて良かった。

フリースタイルダンジョン今後の展望

ということで、R-指定が2代目ラスボス就任し新たに生まれ変わったフリースタイルダンジョン。

まだ3代目モンスターの発表がないということはおそらく、この体制でもうしばらく続くと思うのですが、単純に強さだけで言うとおそらくダンジョン史上一番無理ゲーなのではないでしょうか!

鉄壁のR-指定に、最近4人目に定着しつつある呂布カルマ。そして、呂布カルマと並ぶ最強格のFORKが3rdに来たら。

それだけで、FORK・呂布カルマ・R-指定という地獄の3連戦が(笑)

ここに輪入道や裂固、崇勲が脇を固めるとなると、もうクリアできるラッパーはいないんじゃない?

噂では3代目モンスターはもう決まっているらしいので、変わる前に一度過去の完全制覇者とファイナリストを集めた回をやってほしい!

ってかマンネリを防ぐためとはいえ、モンスターを担えるバトルMCってもういなくないですか?

今回のブラックモンスターを見ても思ったけど、ただ「上手い・強い」だけじゃなくてモンスターの格が必要な気がしますよね。

ましてや初代より凄いと言われていた2代目でさえ、現状こうなったんだから他のバトルMCに担えるの?っていうのが本当のところ。

 

だって、ブラックモンスターのメンバーの何人かがモンスターになって、チャレンジャーに呂布カルマとかFORKとか来たら止めれるの?って感じ。

そこで、総入れ替えじゃなくて一部入れ替え、何なら初代+2代目のハイブリッドに新メンバー数名くらいの新体制を提案したい!

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