2年くらい前までお世話になったイベント会社から今でも2~3ヵ月に1回くらいキャストの仕事をいただくことがあります。
いつもは開催場所が大体都内、もしくは関東近郊なのですが、たまにちょっと離れたところの時があって、そんな時は出張みたいな感じでちょっとワクワクします。
出張なんてない本屋の仕事をしている自分としては、会社のお金で交通費と宿泊費を持ってくれるんだから、こんなにありがたい事はありません。
今回も
とご依頼があり、
と二つ返事で引き受けました。
ということで、人生初の長野へ!
もちろん、今回のメインはイベントの仕事。だけど、それ以外の時間は自由時間なので思いっきり長野を堪能してきました。
大宮から長野って意外と近いんだね。新幹線に乗って小一時間で着きました。
駅をでて、最初の印象は、
とにかく寒い!
この日の気温は-2℃。
都内と比べて5~6℃低い気温に歯をガタガタ震わせながら、長野市内を散策してきました。
宗派を超えた長野の国宝、善光寺
最初に行ったのが長野駅からバスで7分くらいの位置にある善光寺。
事前情報は何も知らずに行ったんですが、そんな俺でも思わずため息を漏らしてしまうほど、立派な佇まい。
本堂までの道中にある仲見世通りでは、あちこちから美味しそうなおやきや甘酒の香りが漂ってきます。
長野の名産品を取り扱ったお店もありますが、それらを使ったスイーツを出すオシャレなカフェもちらほら。
むむっ。長野の七味で有名な『八幡屋礒五郎』を発見。
しかし、まず先にお参りからということなので、ここはスルー。
鳥居をくぐり、いよいよ境内へ。
これは今回初めて知ったのですが、善光寺は数多くの宿坊があることでも有名だそうで、参道内には数多くの宿坊が軒を連ねています。
宿坊かあ。これも沖縄にはない、本土ならではのものだよなぁ。一度行ってみたい。
門には立派な仁王像が。
片方は煤をとっている最中でちゃんと見られませんでしたが、ものすごい迫力でした。
そのくっきりとした陰影や、細かな彫りは最初は絵なのかと思ったほど。
そして、一番の見どころは何といっても国宝にも指定されている本堂です。
300年以上も前に建てられたという本堂は、間近で見るとすごい迫力。
日光東照宮のように装飾が豪華絢爛というわけではないのですが、その堂々とした姿に圧倒されました。
本堂内は500円で観覧可能で、中では「戒壇巡り」という体験も。
一歩足を踏み入れると何も見えない真っ暗の通路を手探りで歩いて通り抜けるというものなのですが、これがなかなかに面白い。
本当に目の前すらも見えない本当の闇を体験するというのは普段なかなか無い体験だし、触るとご利益のある「極楽浄土の錠前」を探すというワクワクもあります。
そして、何より光のありがたさ。暗闇から光が差す場所に出た時に「赤ちゃんが生まれてくる時ってこんななのかなあ」とふと思ったり。
そういえば清水寺で同じ体験をした事があったけど、確かあちらは「胎内巡り」だったはず。あの時は感じなかったけど今思うと「なるほど」って感じ。
確かに何だか生まれ変わったような不思議な感覚がありました。
長野の名物、「八幡屋礒五郎」の七味
善光寺からの帰り道に先ほど通り過ぎた『八幡屋礒五郎』へ。
一口に『七味』といっても、山椒七味やゆず七味、深煎七味などその種類は幅広く、店内には様々な七味・スパイスが。
そして、さらには20種類以上のスパイスの中から自分で選んで調合するサービスもあります。自分でスパイスを調合するなんて楽しそう!
悩みに悩みましたが、今回は『七味・ガラムマサラ』をチョイス。家でカレー作る時に入れてみたらどうなるのか楽しみです。
そして、お店の置くにはカフェも併設しており、お店の七味を使った料理が楽しめます。
今回僕らが食べたのは、ベジタブル・バターチキン・信州牛ゴロゴロの3種類のカレーがいっぺんに味わえる『3種の横町カレー』
赤・緑・黒とマイルドから激辛まで、味も辛さも違うカレーが楽しめます。
辛いのが苦手な人でも美味しくいただけるバターチキンとベジタブルの優しい味に対して、信州牛の黒カレーの辛いこと辛いこと。
でも、ただ辛いだけでなく旨みのある辛さで、ふわっと香る七味の風味も合わせて美味い!
テーブルにはお店で販売している様々な七味があるので色々チャレンジ。
香りが変わるだけで、まったく別のカレーになることに驚き。
今まで使っていた七味と風味も味も段違い!沖縄そばとかに薬味としてかける程度だったけど、七味ってこんなに奥が深いのか!と感動しました。
長野駅近の温泉、裾花峡温泉うるおい館
お腹も満たした後は温泉へ。今回やってきたのは『裾花峡温泉 うるおい館』
長野駅から少しは距離があるけど、無料シャトルバスが出ているのでアクセスはバッチリです。
昔ながらの温泉といった感じで、館内には温泉とちょっとした休憩室と食堂のみ。そのレトロさが逆に惹かれます。
寒空の中で入る露天風呂ってなんでこんなに気持ちいいんだろう。温かい湯が身体に染みわたります。
神経痛や筋肉痛、疲労回復、冷え性に効能があるといわれる褐色の温泉、最近疲れぎみなので長めに浸かっておきました。
そして、この裾花峡の温泉の魅力はその景色!
目の前を流れる川と広がる雪景色!市街地であることを忘れる程、豊かな自然に時間を忘れて癒されました。
もし長野に行くことあれば、駅からすぐ行ける素敵な温泉なので是非。
なんでも揃う駅ビル「MIDORI」
長野駅直結の『MIDORI』では長野のグルメ、雑貨やお土産など何でも揃う便利なショッピングビル。
あまり遠くに行けない今回の旅では結構お世話になりました。
ここだけでも結構満喫できるので、あまり時間がない観光の時はおススメです。
日本酒、ワイン、ビールが楽しめる醗酵バー「醸(かもす)」
恥ずかしながら知らなかったんですが、実は酒どころとして有名な長野。
日本酒の蔵元数は81と全国2位、他にもワインやビールなど様々な美味しいお酒が集まっているのが長野です。
クラフトビールとして有名な『よなよなエール』や『インドの青鬼』などの醸造所も長野にあるんですって。
そんな長野のお酒を気軽に楽しめるのが『醗酵バー醸』
立ち飲みスタイルで、ビールやワイン、日本酒が1杯から楽しめます。
ここで注文したのは日本飲み比べのセット600円。
11種類のタイプの違う日本酒の中から、3つ好きなのを選んで楽しめるという何とも贅沢なメニュー。
「こっちの酒は香りが華やかだなぁ」とか「味がなんか若い気がする」とか同時に飲み比べて初めて分かる、日本酒の味や香りの違い。そして、どの酒も美味しい。
仕事は明日なのに、こんなに楽しんでいいのだろうか?ってくらい贅沢なひと時でした。
名物のソースカツ丼が味わえる「明治亭」
長野に来たら、これは食べておかないと!やってきたのは同じビル内にある『明治亭』
ここでは、駒ケ根のソースカツ丼と信州そばがセットで食べられます。
駒ケ根はソースカツ丼が有名なのを知ったのは、たしかにアニメ『ゆるキャン』からだったか。
「名古屋の味噌カツとどう違うんだろう?」と気になって食べてみたけど味噌カツほど甘くなく、でもソースがしっかり染みていて美味しい!
下に敷き詰められた千切りキャベツも駒ケ根のソースカツ丼の特徴らしく、キャベツ→カツ→キャベツ→カツのループでどんどん箸が進む!
そして、お次はざるそば。風味豊かで喉越しもいい!気がする。
最後は蕎麦湯まで美味しくいただきました。
長野・軽井沢で生まれた「丸山珈琲」
同行した社長によると、軽井沢で生まれた『丸山珈琲』は今や日本を代表する珈琲専門店といっても過言ではないそう。
そんな有名な珈琲専門店とはつゆしらず、入りましたが珈琲の値段がめちゃくちゃ高かったです(笑)
ただ、飲んでみるとそれも納得。やっぱチェーン店で出す珈琲とは違った深い味わい、香り。
表参道にもあるらしいので、頻繁には飲めないけど、たまには飲みたいかも。
店頭では販売中のコーヒー豆の試飲も出来て、今回100gで3000円以上するゲイシャをいただきましたが、あまりの風味と味にびっくり。
紅茶みたいな香りと、苦みの中に少しある甘さ。あれはすごかったなぁ。
マンホール探し
そのカラフルさと個性豊かなデザインから、コアなファンに人気がある長野のカラーマンホール。
実はカラーマンホールをトレーディングカードにしたマンホールカードなるものもあるほど。
関連:信州マンホール図鑑
こういったコレクションものには目がないので、今回はマンホールを探しながら長野市を観光してましたが、見付けられたのはこの3つ。
いつかマンホールだけを回る旅とかもしてみたい!
今回のてみた。
長野は初めてだったけど、駅付近だけでもかなり堪能できました!
ただ今回は観光メインで来てないので、全然回れない場所もたくさん。今度は長野に観光できたいなぁ。
軽井沢とかでスキーしたり、もっと奥の方にも行ってみたいですね(^^♪