知らず知らずに溜めこんでしまうストレス。
体の疲れは休めばとれますが、心の疲れは休んだだけでは中々とれません。
しかし、放っておくと気が付いた時には立ち直ることができない状況になっていることも。
そんな事にならないためにも定期的なストレス解消も必要です。
中でも読書は気軽にできて一瞬で非日常に連れて行ってくれるのでオススメ。
そこで今回はそんな疲れた心を癒す本をご紹介したいと思います。
ジャンルも小説から実用書まで、幅広い中から選んでみました。ぜひ参考にしてみてください。
エキナカには神様がいる
人の不幸を願ってしまうくらい、心が疲れてしまったら読んでほしい1冊。
「エキナカに神様がいる」と噂されるとあるターミナル駅を舞台に繰り広げられる群像劇です。
それぞれ孤独や悩みを抱え、行き場をなくした人達がエキナカの神様によって救われ、神様に救われた人がまた次の人を助けていく。
思いやりの連鎖が広がっていく様子は読んだ後に心が温かくなります。
どんなに孤独を感じる時でも、決して一人じゃない。
いつだって、きっと誰かが見ていてくれて自分がほんのちょっと一歩踏み出すことで孤独から抜け出すことができる。
この本で読んで救われた後に、僕も誰かを助けてあげたくなりました。そんな本です。
週末、森で
益田ミリさんの作品の中でも割と上位に入るくらい好きな本。
田舎暮らしを始めた早川さんと、そこに都会から遊びに来るせっちゃんとマユミちゃんの仲良し3人組の日常を描いた4コマ漫画です。
ゆるーいイラストで描かれた森でののんびりとした日常は、読みやすくてかつ淡々とお話が進んでいくので、疲れていてもさらっと読めます。
ただ、この本の魅力はそれだけでなく、心が軽くなる気づきを得られるところ。
森でのちょっとした体験が、日常生活でのストレスを受け流す考え方に繋がったりしているんですよね。
ゆるーいストーリーに心を癒されながら、心をしなやかにする気づきをくれる素敵な本です。
泣きたくなったあなたへ
文筆家である松浦弥太郎さんのWEBメディア「くらしのきほん」で深夜限定で公開されているエッセイをまとめたもの。
内容は松浦さんの体験したことや、そこから感じた事をつらつらと書いているエッセイなのですが、
まるで自分に宛てて書かれた手紙のような文体は読んでいると、心が落ち着きます。
なんでしょうか。まるで本人がそばにいて、こちらに話しかけてくれているような感じ。
俺は深夜ラジオを聴いているような感覚におちいりました。
気になる方はWEBサイトからまずチェックしてみるのもオススメです。(夜8時~朝までの限定公開です)
科学的に元気になる方法を集めました
こちらは読みものというより、実用書。
その名の通り、科学的に効果があると証明された元気になる方法を紹介している本です。
分かりやすい、すぐ実践できる方法ばかりなので「今すぐ元気になりたい」という人にオススメ。
僕は失恋で落ち込んでいる時に試してみましたが、効果がありましたよ。
ちなみに得られる効果別にアクションが紹介されているところもおすすめポイントのひとつ。
落ち込みから立ち直りたい時、やる気を出したい時など、シチュエーションに合わせて使うことができます。
心の薬箱として一冊は持っていても損はない本です。
多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。
Twitterで累計50万以上リツイートされて話題のマンガ『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』
SNSや職場、友人関係など日常生活の中で抱えがちな人間関係の悩みを解決する考え方を可愛らしい4コマ漫画とともに教えてくれる本です。
正直なところ、書かれている内容自体は特別目新しいものではないと思います。
ですが、タイトルの『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ』もそうですが、言葉の選び方や表現の仕方が素晴らしいんです。
今まで専門的な本を読んでもピンとこなかった人も、この本ならストンと腑に落ちるんじゃないかなと思います。
気持ちの切り替えが苦手な人にオススメしたい1冊です。