(この記事は2018年9月6日にnoteに掲載した記事です。)
昨日働いている本屋に、なんともステキなお客さんがきました。
同性だけども、なんとも心惹かれるさわやかな対応のお客さんでした。
たまにこういうお客さんが来るけど、そんな時は「客と店員」という垣根を越えて、一個人として「素敵ですね」と声をかけたくなります。
僕が働いているお店は駅の中にあるので、まぁ、色々な人が来る。本当に、いろんなのが。
そんな人たちを見ながら思うのが、店員さんに好かれるお客さんはモテるだろうなぁということ。
それはもちろん男女問わず。
店員に横柄な客は論外として、基本的に店員と客というのは商品とお金のやりとりをするだけなので、別にそこに人間らしいコミュニケーションは必要ないっちゃない。
でも、人をモノ化してるというか、そんな風に見られているというのは接客する側としては少し寂しいわけです。
その逆もまたしかり。
だからこそ、そこに人間らしい、人と人としてのコミュニケーションを取ろうとする人がくると、なんだかグッとくる。
自分にとって損でも得でもない、何でもない人への対応にこそ、その人の本質が出るんだろうなぁと思うわけです。
明るい笑顔、ひと声かける、とかそういった分かりやすいアクションでなくても別にいい。
一瞬でも「ああ、人としてちゃんと接してくれているなぁ」というのはなんとなく分かるもの。
ましてや、明るい笑顔で一言声をかけられたら、こちらとしてはめちゃくちゃ嬉しいのですよ。
そういう点で、今日ご来店いただいたお客さんはとても素敵な人だった。
ああいう人を見るたびに、あんな素敵な人になりたいなぁと思う。
客に好かれる店員に、だけでなく、店員にも好かれる客に。