第100回記念大会の甲子園を見て思う、確実じゃないものに向かって挑戦する事の大事さ。

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秋田県代表の金足農業高校が、3回戦の横浜高校選に引き続き、9回裏、ノーアウト満塁から2ランスクイズという劇的逆転勝利をおさめた。

同校34年ぶりの4強進出&見事な逆転劇に、地元秋田のみならず全国が金足農業の勝利に沸いている。

俺もリアルタイムで見ていて興奮した。あれはヤバかった。

何度もピンチになりながら9回投げ切った吉田投手もすごかったし、最後見事スクイズを決めたもすごかったし、監督の判断もすごかった。

だけど、同時に対戦相手の近江高校もすごかった。ここまでもピンチを何とかしのぎ、しっかり金農打線を抑えていた。

ただ、最後の最後の勝負に出た金足農業が賭けに勝った、という感じ。

甲子園を見て、いつも思うのは、当たり前の事だけど、どの高校も勝ちに来ているという事。

「甲子園出場したけど、僕らの実力だったら多分ここらへんまでっすよねぇ。」

なんてとこは多分どこにもないと思う。

 

傍から見たら結構な実力差で、それがやってる本人たちが仮に分かってるとしても、勝てるか負けるか、それはやってみないと分からない。

きっと今まで負けてきたチームは皆もちろん優勝するつもりできているはず。

優勝を夢見て、日々特訓し、県の予選を勝ち抜いて地区の代表になって、ただ、それでもどこかで負ける。

 

最後まで勝ち続けられるのは、たった1チーム。

それ以外のチームは例外なく負けていく。たった1チームの、それも強いチームしか夢は叶えられない。

じゃあ負けたチームのやってきた事は無駄だったのか?というと、決してそんなことはない。

 

もちろん今、頑張ってる本人たちからしたら結果が全てだと思う。

だって勝てなかったじゃないか、と。

だけど、勝つために今まで歩いてきた道程は決して無駄じゃない。

勝つか負けるか、それはやってみないと分からない。

 

確証なんてない。そんな中、自ら勝ちをつかみに行く姿勢。

この姿勢というのにはとても意味がある。それは何も高校野球に限ったことではないけれど。

 

そんな最後まで諦めずに戦う高校球児たちを見て、ふと「自分はそんな思いで生きているだろうか」と思ってしまった。

確実に「かち」の見えるもの、そんな事しかやらなくなってしまったなぁと思う。

それが100%間違いだとは思わないけど、少しでも無駄があると途端に止まってしまう。

「これ、やっててどういう意味があるんですか?」

「結果は出るんですか?」

と。

盲目的になるのもよくないけど、うだうだ考えて進まないのも考え物だ。

 

取捨選択ももちろん必要だけど、腹くくってとりあえず1つの事にしがみつくのも大切な事だと思う。

ふと、佐藤大地さんのブログ「人生かっぽ」のこの記事を思い出した。

[blogcard url=”http://www.jinseikappo.com/entry/FreeExecution”]

「やりたいことをやりたいようにやろう」と考えるから、人生は苦しくなる。

時間は有限。初めから正解を求めて選り好みしている時間はない。

自分が「これは!」と思ったものを選ぶ力。そして、それを正解にする力、しようとする力。足掻く事。

今自分に足りないものはこれだと自分よりも一回り下の高校球児に教えられたような気がしました。

 

さて、1日休みを挟んで準決勝の日大三高戦。

金足農業は決勝に行くことは出来るのか。

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