世間ではW杯の日本初戦、勝利という事で盛り上がっていますが、フリースタイルダンジョンも熱かったですよ!
先週に引き続き、初代モンスターT-Pablowの2代目への狂気の焼き入れが続くっ…!
T-PablowVS裂固
2nd STAGEは自身が推薦した同じく若手枠の裂固。
今回はモンスター同士&因縁がある対決が多いので、バトル前に対戦相手に対するインタビューが流れるわけですが、やっぱりT-Pablowはカッコいいですね。
「最近、衝撃を感じない。挑戦してほしい」と裂固への思いを語るT-Pablow。
自身も色々すべったり失敗したけど、キャラクターなどの外に向けたものから、ビートアプローチなどの細部に至るまで挑戦する姿勢。
そして、この共感とは真逆で衝撃を与え続けないといけない。という言葉にはしびれましたね。
おそらく表現者たるもの、皆この姿勢を持っているんだろうけど、
そう思い、行動して、それが周りにも成果としてちゃんと見えているというアーティストはやっぱりごく一部なんだろうなぁと思います。
その点でT-Pablowはやっぱりカッコいい。
同じ高校生ラップ選手権から誕生したラッパーたちの中でも頭一つどころか、かなり飛びぬけていると思います。
しかし、そんなT-Pablowと裂固の対決は意外にも3ラウンドまでもつれ込む接戦。
ただポイントこそ接戦だったけど、内容としてはやはり常にT-Pablow優勢だった印象。
バトル後のR-指定やKEN THE 390のコメントにもあるように、常に王者の風格が漂っていて、かつチャレンジングなラップをしているので、裂固の方がチャレンジャーに見えてしまいました。
いや、裂固はチャレンジャー気質でガンガン向かっていった方が強いんだけど、ちょっと的外れなディスで噛みついてる後輩に見えてしまった感。。
そういえば、件のLick-G戦は裂固は逃げてなかったらしいけど、何か事情があったのかな?
「俺を出してくれ!」って言っても2代目のあの面々だと厳しそうだもんねぇ…(^^;
いよいよ3強の1角「輪入道」登場!
そして、3rd STAGEにはついに輪入道登場。
似た者同士ではないけど、中々面白い組み合わせでした(笑)
というか、そもそもバトル経験あるのかな?と思ったら、当人たちも初めてだったようで。
T-Pablowがコメントしていましたが、万能型という通り何でも出来ますよね、輪入道。
今回は若干オラオラモードでしたね。
ただ、「先輩なのに説教待ってるのに何も言ってこねぇ」と面白い切り口で話を展開したり、
最後はしっかりと内容も通った見事な韻を落とすところはさすが。
輪入道、まさかの一撃クリティカル。
本当に僅差だったんだろうけど、どうしても今まで圧倒的だった分、チャレンジャーに見えてしまった事で輪入道に傾いたのでしょうか。
自分をREPするのはカッコいいけど、相手によってはそれがナルシストに見えてしまうときもあるし、相性というか本当水物ですよねぇ、バトルって。
でも、負けてもカッコよかったT-Pablow。
これは何も久々にバトル見たからではなくて、インタビューでも語っていた自身のスタイルとか生き様から来るものだろうなぁ。
ただ1つだけ思うのが、途中、自身のHIPHOPユニットBADHOPの「Kawasaki Drift」からのサンプリングで、「川崎で有名になりたきゃ人○すか、本当にラッパーになるか」という部分があったけど、
川崎ってそんなに怖い街なの…?これは皮肉とかじゃなく、本当に関東圏の事を何も知らないので知っている人いたら、教えてほしい…
にしても、やっぱり3強のモンスターが出てくると、初代も一筋縄ではいかないよう。
むしろ、なんでこれまでの3REC連敗したんだろう…やはり相性なのか…。
とにかくT-Pablowがカッコよかった、この2週。
次の初代モンスターはCHICO CARLITO
次に初代モンスター陣営が送り込むのは我が沖縄の星、CHICO CARLITO!
すごいカッコいいラップするのにダンジョンでは振るわないんですよねぇ。個人的には勝ってると思うバトルも負けになるイメージ。
ダンジョンではライミングを重視しているような印象があるので、フロウ巧者はダンジョンには不向きなんでしょか。。
しかし、出来る限りたくさんチコのバトルを見たいので是非勝ち進んでほしいところ!
相手としては仲のいい崇勲とのバトルもみてみたいけど、出たばかりなので難しいかなぁ。
となると、残るはFORK.呂布カルマ.ACEの3人。
ACEだとお互い多彩なフロウで魅せるラップで楽しそうだし、FORKだとライム対フロウみたいな構図でそれもそれであり。
問題は呂布カルマ。チコのいい所を封じられて論破されて終わりそう。とは言っても、2代目陣営もガチで勝ちに来てますから、呂布カルマが来るかなぁ。
とにかく来週も見逃せないですな!