いつまでも立ち止まってたらあっという間にジジイになるから弱音吐きながらでも前に進もう。

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タイトルは自分への戒めをこめて。

今日ついに以前同棲していた部屋の退去費用の支払いがすべて終わった。

嬉しいような、寂しいような良く分からない感情なのは、これで元カノとのつながりが完璧になくなるからだろうか。

恋人としてのつながりはとうの昔に終わっていた。だけど、それが終わってからも金銭の支払い等のやり取りという形でつながりがあった。

恥ずかしい話だけど、俺はもしかしたらそれを少し拠り所にしてたのかもしれない。

 

ああ、まだ完全に他人ではないんだと。

でも、今日で支払いは終わり、ついに2人の間をつなぐものはなくなった。

なんかもう一度改めて振られた気がした。

これで出会ったことも、これまでのこともまるでなかったように、赤の他人に戻るわけだ。

寂しいねぇ。

村上春樹『ノルウェイの森』の中で主人公の先輩の永沢はたしかこんなことを言ってた。

自分に同情するな。自分に同情するのは下劣な人間のすることだ。

自分に同情するのは気持ちいい。

俺は自分に同情していたのかもしれない。

ただ、その結果あの惨めな去年の大晦日から俺自身は何も変わらなかった。

それが完全に無意味とは言わない。それで心が楽になることもあると思う。

ただ、いちいち足を止めて蹲(うずくま)っていたら、あっという間にジジイになるということは覚えていた方がいい。

と、この1年を通して思った。

20歳過ぎてからの1年は早いというけど、この1年は特に早かった。もう足を止めている暇はない。

もうすぐクリスマス。もう一年が終わる。

前に読んだ鬼滅の刃の煉獄さんの言葉が胸に刺さる。

自分に同情して見ても、その先には何もなかった。

苦しんでも時間は待ってくれない。

ただ確実に一つ歳をとっただけ。

吹っ切れるのはまだまだ時間がかかると思う。

だったら未練も弱音も寂しさも抱えながら、それでもとりあえず前に進もう。

そんなことを思いました。

前を向いて歩こう

涙が零れてもいいじゃないか

泣きながら歩く

一人ぼっちじゃない夜

幸せは空の上になんかない

幸せはここにあるのさ

前を向いて歩こうより

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