成功者の本などを読むと、叶えたい夢は1つに絞って集中しなさいとよく書かれています。
二兎を追う者は一兎をも得ず。
だけど、いろいろな理由から、やりたいことをなかなか1つに絞れない人も多いかもしれません。(僕もそうです(;^_^A)
そんな人にまずオススメなことが「夢の核をハッキリさせる」こと。
今回は人気マンガ「賭ケグルイ」の原作者、河本ほむらさんの著書「2つの夢を叶える方法」
この本の中から個人的に一番印象に残った「夢の核をハッキリさせる」ことについておすそわけさせてください。
著者は人気マンガ「賭ケグルイ」の原作者
まずは河本ほむらさんのご紹介です。
この方は月刊ガンガンJOKERで連載中の人気マンガ「賭ケグルイ」の原作を担当しているマンガ家。
スピンオフ作品なども含めて2017年11月現在、7本の連載作品をもつ売れっ子原作者です。
マンガ家として作品が連載していて、かつそれが人気マンガになることでも十分すごい。
ですが、この河本ほむらさんは漫画家とは別にもうひとつの難しい夢を、つまり2つの夢を同時に叶えた人なんです。
その夢というのが、司法試験に合格すること。
マンガ家になれたので弁護士にはならなかったそうですが、
- 人気マンガ「賭ケグルイ」の原作者として連載
- 国家試験最難関と言われている司法試験にも合格
の2つの夢。
この2つを同時期に叶えたというのだから、本当に天才というしかありません。
しかし、本人いわく、この結果は「自分は天才ではなく、一貫した論理のもとに動いた結果」なんだそう。
じゃあ一体どんな論理で動いて河本さん夢を叶えたのか?
それが著書「2つの夢を叶える方法」で河本さん本人の体験談と合わせて紹介されています。
その中で個人的に一番重要だと思ったのが、最初にも書いた夢の核です。
夢の核をハッキリさせる
一口に夢といっても、その夢という大きなワクの中には様々な条件が含まれてます。
河本さんはそれを細かく分解して、その中から
- 他のもので代用できるもの
をなくし夢をより具体化していきました。
純粋にやりたいこと=夢の核をハッキリさせること
それが河本さん流2つの夢を叶える方法のスタートであり一番大事なポイントです。
たとえば、著者の河本ほむらさんの例だと「マンガ家になりたい」という夢を分解していくと、こうなりました。
一口にマンガ家になりたいと言っても、これだけの条件があるわけです。
そしてこの中から、
- 他のもので代用できる
ものを考えていきました。
すると、河本ほむらさんは、
- 「売れっ子マンガ家になる」不要
- 「マンガでお金を稼ぐ」必要
- 「マンガを読んでもらう」必要
- 「マンガを描く」必要
となったそう。
つまり、売れっ子にはならなくてもいいけど、マンガで生活していけるようになりたい。
「マンガ家になりたい」=「マンガを描いて生計を立てる」
これが河本さんの夢の核なわけです。
この夢の核をハッキリさせることが、夢を叶えるために非常に役立ちます。
「夢の核」がハッキリすると自由度が高くなる
夢の核をハッキリさせると手段と目的がごっちゃにならないメリットがあります。
僕も経験があるんですが、夢を追ってる時に手段と目的がごっちゃになってしまうことって実はよくあるんですよね。
でも夢の核をハッキリさせると、なりたい職業じゃなくて、なりたい状態ややりたいことが具体的にわかります。
そうすると、夢の幅が広がるので叶いやすくなります。
なぜかというと、夢の核=自分の譲れない部分なので、それ以外の代替可能な部分は変えてもOK。
夢の一番美味しい部分を残して、他をカスタマイズできるわけです。
目的地(自分がやりたいこと)に行くにはどんな手段やアプローチ(職業だったり仕事だったり)を使ってもいいんです。
最後に
やり方次第で2つの夢を叶える方法もあるということを知っておくと選択肢が広がって人生に幅が出ると思います。
ちなみに2つの夢を叶えると相互作用で互いに良い影響を与えるそう。
河本さんの例で言うと、法律の知識がそのままマンガに生かされて、異世界法廷~反駁の異法弁護士~という作品にもなりました。
もしも、やりたいことが多すぎて1つに絞れずに悩んでいる方はぜひ自分の夢の核を一度ハッキリさせてみてはどうでしょうか?
参考書籍『2つの夢を叶える方法』
この本の後半では2つの夢を叶えるために、どうやって時間を作ったかなどの具体的な方法論も語られています。
もしよければ読んでみてください(^^♪