落語は見せる芸
日本の伝統芸能、落語。
落語は動き、仕草で登場人物を演じて見せることでよりお客さんを物語に引き込み、その巧みな話芸で聞いてるお客さんに映像を見せてくれます。
間、声色、動き、表情すべてを使って、見る人、聞く人を楽しませる落語。
おじいちゃんおばあちゃんだけが楽しむものでもなければ、古臭いものでもありません。
扇子と自分の身一つで観客を楽しませるエンターテイナーなんです。
今回は落語についてお話しました。
Podcastでおススメした立川志の輔さんの新作落語をすぐ聞きたい方はこちらをタップ!
落語初心者は新作落語がオススメ!
落語には古典落語と新作落語の2つがあります。
この2つの違いを分かりやすく説明すると、
- 古典落語→カバー曲
- 新作落語→オリジナル曲
「やさしい落語」より引用
です。
古典落語はいわば誰もが知ってる昔から歌われ続けてきた名曲。
今も生き残ってるということは、もちろんどの時代にも通じる魅力があるからです。
一方、新作落語はそのアーティストが作ったオリジナル曲。
つまり、その落語家本人が自分で話を作ります。そのため、その人にしか作れない独自の世界観があらわれます。
古典も新作もどちらも魅力的だし、それぞれ楽しみ方がありますが、最初は設定が現代で自分にも身近な新作落語の方が気軽に聞けるからオススメです。
というのも、古典落語は古くから伝わっている落語なので話の中に聞きなれない言葉が出てきます。
分からない事はもちろん気にしなければいい。
でも出来る限り話の内容が分かった方が聞く側としては楽しいじゃないですか。
なので個人的には分かりやすい新作落語がオススメします。
落語はこんなに面白い!ぜひ聞いてほしい立川志の輔の新作落語
ポッドキャスト内でも話した立川志の輔さんの新作落語「タイムトラブル」
落語に古いというイメージをもっていた僕にとってタイムトラベルというSFものをテーマに扱っているのは衝撃でした。
そして何より面白い!これは聴くべき!本編は6:15ごろからです。
あとは駅員と無理難題を言う客とのやりとりを描いた『みどりの窓口』
これは後半にかけての畳みかけがすごいです。(5:15あたりから本編です)
とりあえずこの2作!
これで興味をもってもらえなかったら、もう僕はあなたに落語をすすめることを諦めます(笑)
興味が出てきたら寄席に行ってみよう。
落語に興味が出てきたら、生で落語を観にぜひ寄席に行ってみませんか?
寄席では落語だけでなく、色物と呼ばれる手品や太神楽などを見る事ができます。
僕はまだ演芸場には行ったことはないんですけど、近所のショッピングモールに寄席が来た時に観に行きました。
休憩も込みで3時間だったんですが、あっという間に感じるくらい楽しかったです。
映画と同じように毎日やっているので、フラッと見に行くことができます。
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今日の1曲
Creepy Nuts「メジャーデビュー指南」
ワルの文化というイメージが強いラッパーやHIPHOP。
しかし、そんなラッパーでありながら自身の名前もR-指亭にしようと思ったというくらい落語に造詣のあるラッパーR-指定。
そんな彼のメジャーデビュー曲でもあるメジャーデビュー指南ではHIPHOPの今までのイメージとはちがった「落語×ラップ」という新たな世界を見せてくれます。
MVはかなりぶっ飛んでいるので音楽の日のライブバージョンを載せてみましたが、興味がある方はぜひMVもどうぞ。