よく関西の人が関東のうどんのつゆを見ると「黒い!」と驚くというのは有名な話ですが、味付けの好みは東西で大きく違いがあります。
その地域による味の好みの違いはカップ麺にも影響していて、マルちゃんの『赤いきつね』ではその種類は北海道、東日本、関西、西日本の4種類もあるそう。
それぞれの味は本来その土地でしか食べられないんですが、今期間限定で4種類の『赤いきつね』が全国で楽しめます。
東日本と西日本の『赤いきつね』の味くらべ。
今回買えたのは東日本と西日本。
それぞれの地域の『赤いきつね』を食べ比べられるチャンスなんて中々ないので楽しみ!
フタを開けると、見慣れた粉末スープのパッケージ。だけど、西と東で色が違う!
こんな細かいところにも違いが。
袋を開けて粉末スープの素を出してみると、すでに色の違いが。写真だとちょっとわかりづらいですが、左の関東風の方が色が濃い。
さて、色の違いは味にもあらわれているのか?楽しみ。
さて、両方のカップにお湯を入れて待つこと3分半。(ちょっと固麺が好きなのです)
出来上がり!ただ麺と具でちょっと分かりづらいので、どかしてみました。
汁の色の違いが如実に!西日本の方が薄く見えます。
さて、肝心のお味は…。
よく言われている通りだと東日本の方が味が濃いはずなので、西日本の方からいただきました。
食べてみると西日本は薄味というかちょっと甘めな印象。
それに比べて東日本は確かに濃い目に感じるし、ちょっとしょっぱめ。
そして、『赤いきつね』といえばお揚げ!
これもつゆの関係か、元々お揚げの味付けの違いなのか、関東は甘辛く煮しめた油揚げの濃い感じ。
僕はこっちの方が好きなので、お揚げに関しては西日本の方は物足りない気が。。
あくまで比べての感想なので、濃すぎるわけでも薄すぎるわけでもないんですが、汁ひとつ違うだけで全体の印象がちがうとは!
これは残りの2種類も是非食べてみたい。
ちなみに関西は西日本とはまた別枠。
さすが天下の台所。関西の食文化は『出汁の文化』と言われているだけあります。
にしても北海道もあるなら沖縄も独自の出汁を作ってくれないだろうか。
沖縄そばの出汁のスタンダードは『丁寧にアクをとった豚骨と鰹だしを合わせた鰹コクだし』
結構いいと思うんだけどなぁ。
あ、でもそもそも『赤いきつね』は『そば』じゃなくて『うどん』だった。