9月24日からはじまった「さいたまトリエンナーレ2016」
約80日間、さいたま市内の様々な場所が会場となり、アート作品の展示が行われてます!
沖縄にいたころ、県立の博物館・美術館ではたらいてたボクとしては、自分の住んでいる町でアート展が行われてるなんて見ないわけにはいかない!
ということでお休みを利用して今日はさいたまトリエンナーレの作品をいくつか観てきました!
会場が広いので予習は必要。
さいたまトリエンナーレは、
- 与野本町駅~大宮駅周辺
- 武蔵浦和駅~中浦和駅周辺
- 岩槻駅周辺
の3つのエリアに分かれています。距離があってそれぞれのエリアを行き来するのは大変なので、事前にプランを立てながら何日かに分けて見に行った方がいいですね。
さいたま市内の書店・コンビニなどで写真や地図が載った公式ガイドブックを売ってるんで、それを買えばより効率よく楽しめると思います。
1冊1000円です。
と勧めておきながら、ボクはガイドブックを買ってないんですけど(笑)
というのも実は無料でこんなアートマップが配布されてます。
ガイドブックの取り扱いがある店舗やトリエンナーレの展示会場に置かれています。
これには展示会場への地図とそこに何が展示されてるかのリストがあるんで、これだけ必要な情報があればそこまで問題なかったです!
それにアート作品を見に行くのに写真でも事前に見てしまうと感動が薄れてしまうので、ボクはガイドブックを見ませんでした。
美術展の写真付きの目録を事前に見るなんて「愚か者!」と美味しんぼの海原雄山先生もおっしゃってますからね(笑)
オススメ展示BEST3
約1日使って、岩槻エリア以外はほとんどの展示を見てきました!
まだまだ見れてないものもあるので今後変わるかもしれないけど、今回ボクが面白かったと思ったオススメ展示を3つまとめてみました!
出来ればこれは現地に行って見て欲しいんで、写真はクリックしたら見れるようにしました。
息をする花@さいたま芸術劇場
埼京線与野本町駅。
同じ市内ながら一度も降りたことない駅なので、初めて見る風景にちょっとワクワク。
作品の展示会場になってるさいたま芸術劇場を目指して歩きます。
途中に蜷川作品の出演者の手形のレリーフがあったり。
駅から約7分くらい歩くと見えてきました、さいたま芸術劇場。
ここで見られる作品はこのさいたまトリエンナーレのPRポスターでも使われたチェ・ジョンファ作『息をする花』です。
ここのオススメポイントは本当に息をしているように見える花。
バルーンでつくられた花に空気を入れたり抜いたりしてるだけなんですが、
これがホントに息をしているように見えるから面白い。
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写真だと分かりづらいけど、膨らんだり萎んだりを繰り返してるこの花。
上から見ると、より花びらがきれいに見えます。
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同じくさいたま芸術劇場内で見られる「ハッピーハッピー」も同じチェ・ジョンファの作品。
使わなくなったプラスチック製品を捨てるんじゃなくて、つなぐことでアートにした展示です。
色使いがカラフルでキレイ。
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さいたまビジネスマン@西南さくら公園
埼京線武蔵浦和駅を降りて、沿線の道を歩いていくと見えてくる涅槃像のように横になってる大きなサラリーマン。
アイガルス・ビクシェの作品「さいたまビジネスマン」です。
これはテレビで宣伝したりされてるので、見たことある人は多いと思います。
ここのオススメポイントはそのデカさ。
実際に近くで見ると結構デカい!
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後ろ姿はこんな感じ。
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同じポーズして比較してみました。
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めちゃめちゃデカいでしょ?(笑)
BECOMING@旧部長公舎
「さいたまビジネスマン」の近くにあるのがこの展示。元々民家だった空き家を再利用してます。
普通に人の家に入る感じが逆に面白い。
部屋の中は一面真っ白に塗られていて、そこにアーティストの方が鉛筆を使って絵を描いています。
結構な数の鉛筆を使って壁一面に絵を描いています。約1カ月くらいで完成するそう。
ここのオススメポイントは完成した絵を見に来た人が消せること。
どういうこっちゃと思うでしょう?
真っ白な壁に1度絵を完成させて、今度はそれを見に来たお客さんの手で消してもらい真っ白な壁にもどる、そこまでがアートなんだそうです。
こんなにキレイに描いてるのにねぇ。
ということで、ここでは絵の完成後に来館者がその絵を消すことができます。
アーティストの方が描いた絵を消す機会なんてなかなか無くないですか?!
でもここではそんな貴重な体験が出来ます。絵の完成は11月中旬前後を予定してるので、そこらへんを狙っていくといいかも!?
体験型のアートがたくさん楽しめます。
今回は展示型の作品をたくさん見たんですけど、正直な感想を言うと、
「現代アートはよくわからない」でした(笑)
もちろん面白かったんですけど、作品によっては「何だコレは?」というのがあったのも事実。
たとえばこれが絵画だったら「綺麗さ」だったり「上手さ」といったハッキリとした基準があるけど、現代アートにはそれがあいまいな分、感じ方は人それぞれだと思います。
このさいたまトリエンナーレの魅力は「鑑賞する」ことより「体感できるアート」が楽しめるというところにあると思います。
さっき紹介した『BECOMING』みたいに見に来たお客さんもその作品に参加したり、
『さいたまビジネスマン』の大きさに驚いたり、ただ鑑賞するだけではなくて体験、体感するアート、
ワークショップや演劇も楽しめるところが他にない魅力だと思います。
さいたまトリエンナーレイベント一覧
https://saitamatriennale.jp/event
個人的には、
自分を表現する家紋を考えてスタンプづくりと、走る電車の中でやる移動型演劇がすごい面白そう!
土日はボク仕事なので行けないのが残念ですが、今週末あるので興味がある人はぜひ行ってほしいです(^^♪
歩くことで新たに発見できる街の魅力
あとは、さいたまトリエンナーレの展示を見に行くために市内を歩き回ったんですけど、
2年以上住んでいる町なのに「あ、こんな店あったんだ」とか「この道はここにつながってるんだ」とか新たな発見があったり、
道を歩いていたら銀杏の匂いがして秋を感じたり、
いろいろ再発見があって、街を歩き回って自分の町の新たな一面に気付く機会をくれるのもこのさいたまトリエンナーレの魅力ですね。
なのでさいたま市に住んでる人にこそぜひ見に行ってほしいかも。
さいごに
このさいたまトリエンナーレは12月11日までやっているのでまだまだ楽しめます。
ですが、ワークショップや演劇などのイベント系は会期中ずっと開催してるわけではないので、
事前にサイトをチェックしておくといいかもしれません。
[blogcard url=”https://saitamatriennale.jp/”]