今週のジャンプの『ハイキュー』を読んで思ったこと。
自分が飢えてる方向に向かって動いた方が人間ってすごい力が出せそう。
今、自分は何に飢えてるのか?考えたことありますか?
ボクは今までありませんでした。
「やりたいこと」なんかでは生ぬるい『圧倒的な飢え』
『圧倒的な飢え』
すごい衝撃的な言葉じゃないですか。
「やりたい事」や「なりたいモノ」なんて言葉なんかじゃ生ぬるい、強く強く欲している状態。
「圧倒的」までにはいかないにしても、
大なり小なりボクらの中にはこの「飢え」というものはあるんじゃないかなと思いました。
「モテたい」「金が欲しい」「ちやほやされたい」「自分を表現したい」
これぐらいシンプルな欲望。飢え。
渇きといってもいいのかな?
「やりたいこと」と「飢え」って一致してる?
『やぎろぐ』の八木さんが「やりたいこと」についてこんな事を。
「やりたいこと」は実は「別にやりたくないこと」な場合が多いのです。
ー『やぎろぐ』より
八木さんが言うには多くの「やりたいこと」っていうのは、
実は満足いかない日常からの現実逃避するためにつくられたものだと。
これにはすごい納得。
大学生の時、やりたいことリストを100個書くなんてことにチャレンジしたけど、
後から読んでみると、
それはほとんどキラキラした周りが持ってた借り物の「やりたいこと」だったり、
つまらない自分の日常を盛り上げるためのお飾りの「やりたいこと」だった気がします。
そんな借り物の「やりたいこと」じゃなくて、
自分がホントに「やりたいこと」って多分この「飢え」の中にあると思うんだよね。
それに気づけないと、いつまで経っても「飢え」から解放されないから、
次から次へと満たしてくれそうな「何か」を求めてく。
結果、いつまで経っても満たされない。
今、何に飢えているかを見つめてみる。
昔、俳優の岸谷五朗さんがインタビューでこんな事言ってました。
飢えているところに行くようにしないと、芝居づくりなんてツラすぎて、キツイことばかりですから。だからいつも自分の中で「今、俺は何に飢えているんだろう」ということを、しっかりと見つめようと思っているんです。
今なんてモノも情報もあふれかえってるから、
「やりたいこと」やら「進むべき道」なんてわかんないと思うんですよ。
そんな時に自分の「飢え」を満たしてくれそうな「匂い」のする方にいくといいのかもしれないね、なんか野性的だけど(笑)
それに自分自身の「飢え」と「やりたいこと」が一致してると、多分相当強いと思うんだよね。
ただいま人生絶賛迷走中のボク。
「今、自分が何に飢えてるのか」見つめなおしてみよう。
そう思いました。
もしかしたら「やりたいことが分からない」なんて人も自分の「飢え」を見つけると、
「やりたいこと」が分かるようになるかもね。