今日読んだ『脳には妙なクセがある』という本がとてもタメになる本だったんで
ぜひお裾分けさせてください!
今日お裾分けしたいことは『感情は行動で変えられる』!
目が疲れている人は聞き流せる音声をどうぞ☟
行動、運動によって感情は生まれる。
『体と心はつながっている』
そう言うと、「そんな事知ってるよ」って言われるかもしれないですけどね。
これはボクらが思っていたよりもすごい事なのかもしれない。
ボクらの感情が生まれるメカニズムとして、
身体の運動・行動によって脳に情報が送られて、
脳からそれに対する身体の反応が感情として現れます。
イメージとしてはこんな感じ。
たとえば、
人って何かを不安に思ったり不快って思ったときって嫌な顔をしちゃうじゃないですか。
でも、実は感情よりも先に嫌な顔をしていて、
その筋肉の動きがスイッチになって、不安な気持ちや不快感が生まれるんだそう。
だからよく言う「やる気はやれば出る」「笑えば楽しくなってくる」っていうのも
脳のメカニズム的には正しいんですよね。
始めに行動ありき。
心と体を分けて考えてしまう理由
上に書いた通り、体と心のつながりはすごい重要です。だけど、
「ちょっと待ってよ!体に関係なく感情が動くこともあるよ!?」
という人もいるかもしれません。
ていうかほとんどの人がそうでしょう。
ボクもそう思いました(笑)
でもここからが人間の脳のすごいところ。
人間の脳のすごい所は脳へのインプットである
『運動、行動』を省略することができるらしいんです。
つまり実際にやらなくても頭の中でそれを想像するだけで感情や反応が生まれてくるんです。
実はこれがボクらが『心』と思ってるものの実態。
何もしなくても想像だけで感情や体の反応を生み出せる。
人間が進化する中でゲットしたすごい能力です。
だからボクらは行動や運動という身体の事を軽く見がちですけど、
身体(行動・運動)→脳(情報処理)→心(感情・反応)
というのが感情が生まれる本来の流れなんです。
だから、落ち込んだりしたら何よりもまずは行動・運動、体の状態に目を向けるべきだと思います。
猫背だけど威張っている人をボクは見たことありません。
「身体」の大事さについてここまで書いてきましたが多分ボクらは感覚的にちゃんとわかってるはずなんですよね。
たとえば、
猫背で威張ってる人をボクは見たことないし、
逆に堂々と胸を張って気弱な人も見たことありません。
心は身体からの影響を受け、身体もまた心の影響を受けている。
別々にすることはできないと思うんですよ。
おそらく身体と心を別々にできるのって日本では、
竹中直人ぐらいじゃないですか?(笑)
ポジティブ思考じゃなくてポジティブ行動をしてみる。
よく落ち込んだりしたらポジティブ思考というけれど口でいくらそう言っても、そんな簡単には思っていることは変わらない。
でも体のカタチはすぐに変えられますよね。
だからボクは落ち込んだ時にはポジティブ思考じゃなくて、
ポジティブ行動というのをオススメします!
バンザイしてみたり。
大笑いしてみたり。
自分が調子いい、楽しいときにやっているであろう行動をやってみる。
その方が無理にポジティブに考えるよりもずっと楽に考えが変わるはず。
さらに言うと、
身体の状態を変えると心の状態も変わるのであれば、
なりたい人の体の状態、動きをマネしたら思考もマネできちゃったりするのかな?
そんな事を考えてみました。
という事で何か嫌な感情が出てきたらまず行動を変えてみるといいかもしれません。
【参考図書】
『脳には妙なクセがある』池谷裕二著(扶桑社)
書籍情報
今回書いたこと以外にも実生活で役立つ脳の使い方が分かりますよ!
こちらはさらに一歩進んだ心を変える体のポーズについて具体的に書かれてる本。
写真がたくさんでわかりやすいです!