最近よく読む「まじまじぱーてぃー」のあんちゃさんの記事を読んで、
どうしても読みたくなったキングコング西野亮廣さんが書いた『魔法のコンパス 道なき道の歩き方』
ちなみに西野さんの事を書いてた記事はこちら。
この本読むまでボクの中での西野さんについては、
昔「はねトビ」に出ていた芸人さんで、
今はお笑いの方向からなんか絵本を書いてるらしいくらいの認識でした。
あと理由はわかんないけど芸人仲間に嫌われているってことくらい。
でも、この本読んで印象がガラッと変わった。
すげえ!この人すげえ!
面白くて、でもこれからの世界を生きるタメに役立つ考え方がたくさんあって、
買い物に行きたかったのに、読むの止められなくて2時間であっという間に読み終えてしまった。
買い物に行きたかったのに。
芸人だからひな壇に出るのは当たり前。みんなやっているんだからお前もやるべきだ。
それに違和感を感じた西野さん。
どうやったらその常識の枠から出られるのか?そのためにどうもがいてきたか。
それがこの本に書かれてます。
本の帯に”レールからハミ出す人のためのビジネス書”と書いてあるけど、
それは芸人やアーティストというわけではなくて、
同じように常識の枠にとらわれて、息苦しさを感じている人にぜひ読んでほしい。
そんな本です。
気になったところをメモしてみたよ。
向かい風も追い風も生かせるヨットのような生き方をする
ハロウィンの翌日の渋谷のゴミ問題。
それをゴーストバスターズに扮してハロウィンのオバケたちが捨てたゴミを
みんなで拾うイベントにして遊びながら解決したお話。
いくら注意してもゴミが減らないなら、いっそゴミがないと成立しないイベントをやっちゃおう。ゴミがあればあるほど盛り上がる、けどゴミがなくなればそれもそれでOK。
どっちに転んでもハッピーってすごくない?
問題に対して、力でねじ伏せるんじゃなくて、遊びでひょいっと解決しちゃう、しかも楽しい。これこそエンターテイメント、クリエイティブの本来あるべき姿じゃない?
という発想にもうホントため息しかでない。すごい。
100万人に1人のレアカードになる。
何をするにもお金というのは必要になってくる。そして特に好きなことで生きていきたい人こそ、
お金に対してちゃんと向き合うべきだとして書かれたこのお話では
西野さんがバチクソに面白いという藤原和博さんの「稼ぐ話」を紹介。
食える人間になるためには、自分をレアカード化するということが必要で、
誰でも1万時間かければ「100人に1人」の存在になれるけど、それだけでは食っていけない。
だから3つの分野でそれぞれ「100人に1人」になれば、
「100×100×100=100万人に1人」の存在になって食っていけるそうです。
お金を稼ぐと考えると身動き取れなくなるけど、
どういう分野を掛け合わせて「100万人に1人」の存在になりたいかと考えると、
すごく行動がしやすくなる。
さて自分の場合はなんだろう。
イジメの終わらせ方
昔からいろいろ対策をしているにも関わらず、無くならないいじめ問題に対して、
イジメはやっている奴にとっては「娯楽」
そう言い切る西野さん。
だからイジメよりも面白い「娯楽」を与えればイジメはなくなるんじゃないかと提案しています。
「イジメはやめよう」ということももちろん正しいけど
それが解決策となるかと言ったら話は別だよねっていう考え方は、
いろんな事に通じる考え方。
多分同じようにいろんな場面で「こうあるべきだから」「これが常識」だからって、
疑いもなくやっていることがあると思うんですよ。
そういう事を視点を変えて、問いを持つことが大事だなと実感。
あと目的の達成のために、自分が持ってた意見を捨てられる身軽さも。
本が付せんだらけになるくらい良いこと書かれてるよ!
他にもたくさん良い事書かれてるけど書ききれないからこれくらいにしておきます!
気になる人は読んでみてね。
この本を読んで思ったのは、
「常識だから」「こうあるべきだから」と考えることをやめた人は、
これから先どんどん取り残されていく、ということ。
クリエイティブ思考ってアーティストだけのものじゃなくて、
一般人のボクらにも必要なもの。特に変化の激しいこれからの時代には。
時代に取り残されないために、
まず目の前のことに「問い」をもつこと、これが大事なんだ。
この本1冊まるごと通して読むと、
まるで西野さんのトークショーもしくは講演を聞いているような気分。
ホント濃いです、この本。
時間、お金に余裕があればぜひ買ってみることをオススメします!
立ち読みはやめて買ってね(^^♪
(この理由もこの本の中に書かれてます。理由に思わず、なるほど!と思うから)