こんな事を書くとクラスタから大バッシングだと思うけど、
この通りだと思うよ、特に初めてのお客さんを捕まえたいと思うなら。
ネタバレと確認作業
「何言ってるんだ!こいつ!」と言う前に読んでほしいのが、これ。
キングコング西野さんの本『魔法のコンパス 道なき道の歩き方』の中で、
お笑いライブの集客に関連して、
お客さんはどういうものに興味を示すのかを書かれていて「なるほどな」と思ったエピソードがあるのでご紹介。
人は未体験のものに出会えた瞬間に感動するけれど、そのくせ、未体験のものには、
あまりお金や時間を割こうとはしない。
時間やお金を割いて、その場に足を運ぶ動機は、いつだって「確認作業」で、
つまりネタバレしているモノにしか反応していない。
(中略)
そもそも旅行なんて、確認作業そのものだ。
テレビで見て、ネットで見て、パンフレットを読んで、「ここに行ってみたい」となる。
「20万円払ってくださったら、とんでもなく感動できる場所にお連れしますよ」では動かないのだ。
多分これと同じことが謎解きイベントにも言えると思う。
ある程度想像できるお笑いライブや演劇と違って、
謎解きイベントなんて未経験の人からはどんなものが想像がつかない。
だからこそとっかかりというか、
「これをリアルに体験してみたい」と思わせる映像や写真みたいなネタバレが必要だと思う。
リピーターのために真のネタバレは隠しておく。
とはいえ、クラスタからすればそんなネタバレさえもご法度と言われそうな気がする(笑)
ということでその映像なり写真を見せる前には一言注意書きをいれておくか、
あくまで初めての人に興味のとっかかりをつくるためのネタバレをつくっておいて、
本当に見せちゃいけないところは隠しておく、これでどうですか?
リピーターはそもそも謎解きという文化にハマってるんだから、
放っておいても自分達で遊びに来ますよ。楽しいことに敏感な人たちだから。
大事なのは謎解きイベントに興味を持ってもらう人たちの分母をいかに増やすか。
コレだと思うんですけどねえ。
謎解きイベントの魅力は”リアル”に体験できること
scrapの代表の加藤さんも何かで書いてたけど、
「面白い」より「面白そう」の方がエライってどこかで言ってた気が。
いくら面白いものをつくっても、見てもらえなかったら伝わらない。
だから、まず興味をもってもらわなきゃいけないんですよね。
その意味で多少のネタバレっていうのは有効な気がします。
ちなみに西野さんはお笑いライブの映像全編をyoutubeにupしたとか。
でも、終演後カーテンコールで出てきて15分ほどの本音を語ったシーンはカットして、
当日劇場にきたお客さんだけのお楽しみとして残したんですって。
こういう特典があると次につながる気もするよね。
それに謎解きイベントの魅力は謎、作りこまれた世界観もそうですけど、
なにより”リアルで体験”できるってことが最大の魅力だから、
多少見せたところで魅力が減ることはないと思うんですよ。
やっぱリアルに勝るものはないですよ。
まとめ
ということで、本を読んで感じたことを勢いで書いてみましたが、
実践できるかなー。
コンテンツを作った人はやっぱ苦心して作っているから、
それ見た時のお客さんの反応っていうのはすごく喜びを感じる瞬間なんだけど、
集客っていう面で試してみる価値はあるかなってボクは思いますよ。
ま、他にも欲に立つ考え方がたくさんあるんで、興味がある人は読んでみてくださいね!