ナルシスト。
この言葉に対して良い印象を持っている人は多くないですよね。
イメージとしては自分の事が大好きで自分に酔いしれている、うぬぼれた人。
いつも鏡とかで髪をクネクネしてそうですね。
そんなネガティブな印象のナルシスト。
でも自分に自信がない人からしたら羨ましいその自信。あんなふうに自分を表に出せたら。あんな自信があれば。
せっかくだから真似しちゃいましょう、その姿勢。
でも、ただの「ナルシスト」じゃありません。
この言葉の前に「いいこと」をつけてみます。
「いいことナルシスト」
そう。これが今回オススメしたい考え方
「いいことナルシスト」です。
「いいことナルシスト」ってなに?という人のために、
これを実践してる、くまモンの生みの親であり放送作家の小山薫堂さんの言葉をお借りしますね。
僕は飛行機でトイレを使ったら、必ず洗面台の周りをペーパータオルできれいに拭いてから出るようにしています。もちろん、次に使う人のためでもあるのですが、それと同時に(誰も見ていないところで、こんなことしている)オレの姿に酔いしれている自分もいるわけです。いうなれば「いいことナルシスト」でしょうか。そんなふうに「あ、自分って優しい人だな」って思える瞬間を意識的に作る。そのうち本当にいい人になって神様が味方してくれるようになる気がします。つまり運がよくなるんです。僕は本気でそう思っています。
誰も見ていないところでコッソリと良いことをしては、
「こんな良いことしているオレ、カッコイイ」と自分に酔いしれるのを小山薫堂さんは
『いいことナルシスト』と呼んでるわけです。
これ素敵じゃないですか?
自分で自分をほめたり、盛り上げてニヤニヤするのって大事だと思うんですよ。
特に自分に自信がない人は自分を自分で褒めるなんてことまずやらないんですよね。
ええ。ボクがそうですから!
謙虚なのは良いことだけど、謙虚すぎるのも考え物です。
「自分に酔いしれるなんて気持ち悪い」なんて自分で自分を縛ってたら、
一歩も動けなくなっちゃうんですよ。
だったら、ちゃんと良いことやって、
誰も見てないんだから思いっきり「俺ってすごいじゃん!」とか「私って良い人だな~」って
自分で自分を褒めてニヤニヤしている方が楽しい1日になるんじゃないかなあと思います。
ということで今日から1日1いいことナルシスト。早速実践したんだけど、これね、
結構クセになりますよ。
【出典】
『明日を変える近道』小山薫堂著(PHP研究所)