忙しいレジとAKBの握手会って似てない?
ボクは書店で働いているんですけど、この前、大変でした。
これですよ、これ!
ハンターハンター3年半ぶりの最新刊発売!
http://music-book.jp/comic/news/news/119988
人気コミックの発売日はレジがものすごく混みます。
レジの数が多いわけではないから、忙しい時は早く捌いて回転率を上げないといけない。
一人あたり10秒から30秒。
ふと、「あれ?これ友達から聞いたAKBの握手会に似てない?」と思いまして。
ちょっと調べてみたら、これが面白い!
たかだか10秒くらいのファンとの握手に、相手のことを覚えようとしたり、一人ひとり工夫を凝らしてるのがすごい!
この前のAKB総選挙では指原莉乃が連覇を果たしたみたいだけど、個人的にはこっちの方が気になる。
握手会でも、ファンひとりひとりを大事にし、顔を覚え、下手な政治家より力強くぬくもりがある握手で、握手会人気も上位をキープしている。当初、母親と握手会の練習をしていたり、ダスノートと呼ばれるノートにファンのことを書き記し記録しているなどのエピソートもあり、工夫や努力を続けてきた。
今まで全く知らなかったんだけど、いろんな記事見てすごくこの人に興味が湧いて調べまくった!
とっても素敵な子でアイドル興味ないボクでも好きになってしまいそうに(笑)
人をモノみたいに扱うのは誰も得しない
マンガ「ニーチェ先生」でもこんなシーンがあるけど、
実際に店員さんでたまに人をモノみたいに扱う人に出会うと寂しくなります。
ニーチェ先生(大型新人)がお客様をどのように観察しているか気になったので、「アダ名をつけているお客さんっていますか?」と雑談程度にお聞きしたら「松駒さんはラインで延々と流れて来る量産品の一つ一つに愛称をつけてるんですか?」と返されたので、今、休憩室の片隅で震えている。
「親切丁寧な対応をしてくれよ!」って強制するわけじゃないけど、
レジ打ち、商品入れ、そんな早くなくていいから、
せめて目は見てほしい。
逆に自分がロボットみたいになる人もいるよね。
あれも見ていて悲しくなるんだよね。
ちゃんと人と人として対応してくれればクレームはないと思う
以前、用賀駅前のマクドナルドに行ったとき、
外人のお兄さんがレジだったんだけども、
新人さんなのか仕事は結構モタモタしてたんですよ。
ファーストフード店は速さが勝負じゃないですか。
でも笑顔がステキなのとちゃんと対応しようとする気持ちが見えるから、
そんなに気にならない、というかむしろ気持ちいい気分になったんですよ。
回転率、スピードももちろん大事だけど、
それと同じくらいに目の前の人にどう接するか、
これも大事だと思うんだよなあ。
握手会のつもりでレジをしてみる
というわけで、
せっかくなら、
自分も相手も楽しくないレジはやめて、
この短い時間でお客さんにファンになってもらえるような接客を心がけるのはどうだろう?
と考えてみたんですよ。
よく来てくれる人の特徴を覚えて次に生かすとか、
お客さんが取りやすいように商品を渡すとか。
笑顔を心がけるとか。
工夫をこらすのは結構楽しいですよ。
でも、あくまで自分のために
店長に言われたからとか、マニュアルだからとかじゃなくて、
自分のためにやってみる。
そのためにはお客さんをモノとして扱わない。これ大事。
今目の前にいるお客さんは、
楽しい旅行に行く前でワクワクしてるかもしれないし、
大変な仕事を終わらせた帰りで疲れているのかもしれないし、
恋人とケンカしたあとでイライラしてるのかもしれない。
そんなお客さんの1日の、
たかがレジの数十秒だけど、
気持ちのいい笑顔や時間を提供できれば。
そんな事を考えながらレジをやった方が成長できる気がするんだよね。
めっちゃ大変だけど(笑)