最近、よく脳科学とか心理学の本を読むんだけど、その中でメンタリストDaigoさんの本はオススメ。
よくあるあいまいな精神論じゃなくて、たとえば、『このスイッチを押したから、ここが動く』みたいに自分の体や心の取り扱い説明書のような、ちゃんとした原因と結果の関係がしっかりわかります。
今回その中から特にネガティブ思考を変えるために使えそうな内容をおすそわけ!
もしよくネガティブ思考になってしまい、なかなか行動に移せないっていう人いたら、役立つかもしれません。
(はい、オレのことです泣)
分かりにくかったらごめんなさい!
いきなりですが問題です。
まずは次の3つの写真を見てください。
さて、ここからが問題です。
文字を穴埋めして単語を完成させてください。
「○りん」
答えるまで続きを読んだらだめですよ?
考えました?
どうですか?
もしかして「きりん」って答えませんでした?
このクイズ、別に動物とは指定しなかったので「みりん」でも「プリン」でも「五輪(ごりん)」でも正解なんです。
でも、なぜ「きりん」と答えてしまったのか?
それは自分で考えているようで実は自分の考えは周りの情報に引っ張られているからです。
もしかしたら普段もこういう風に、思考や行動が周りの情報に影響されてるかもしれないんです。
これをプライミング効果といいます。
プライミング効果って知ってる?
このプライミング効果について僕はDaigoさんの著書で知ったんですが、これが目から鱗でした。
知らない人のために簡単に説明すると、
観念によって、人の行動が変わるという理論。
外部から入ってくる情報によって意思決定や思考が自動的に引き起こされる。
というもの。
もっと分かりやすく言うと、
自分が見聞きしたものに自分の行動が引っ張られるということ、
なんです。
さっきのクイズがまさにそれ。
別に動物を答えてくださいと言ってないから、
答えは、「プリン」でも「みりん」でも「五輪(ごりん)」でもよかったんです。
でも前に動物の写真があったから、つい引っ張られてしまった。
これがプライミング効果らしいです。
身体の状態にまで影響が出ちゃうんです。
でこれが何かというと、このプライミング効果。
なんと身体の状態にも影響が出てくるっていうんです。
そのイメージしたものが行動だけでなく身体の働きにも関わってくる。
実際にとある実験でこんな結果が出てるんです。
Case.1
高齢者をイメージする単語「禿げ」「忘れっぽい」などの単語を前情報として見た人と見てない人の移動スピードを計測してみた。
結果、単語を見た方が移動スピードが遅くなった。
Case.2
ホテルの清掃員を2つのグループに分けて、片方には仕事の作業で消費するカロリーを一覧表にしたものを配って記録してもらい、もう片方には配らなかった。
すると、消費カロリーの一覧表をもらって記録していた方が、体脂肪が落ち、健康になった。
周りの環境が今の自分をつくっている。
何が言いたいかと言うと、
どんなに自分の意志でやったつもりの行動も、周りの情報に左右されているということなんです。
だからもしかしたら自分の性格のせいじゃなくて、自分の周りの環境かもしれない。
これって怖くない?
知らず知らず周りから来る情報に引っ張られて、知らず知らずネガティブになっていって、でもこれが自分の性格なんだって落ち込んで、自己嫌悪してどんどん負のスパイラルに落ちていったら、、、
想像するだけでゾッとします。
だから自分にとっていい情報だけを見る。
ネガティブな情報にはあまり飛び込まない。
情報が多い現代だからこそ入ってくる情報をしっかり選ばないとね。
スマホとかテレビをだらだら見るのは注意しよう。
なりたい自分に似合う情報に触れる。
たとえば音楽とかファッションとか今の自分にはちょっとなじまなくても、
自分が理想とする人なり状態に必要なものであれば積極的に取り入れて行きましょう。
プライミング効果で言えば、考え方や行動は触れる情報によって引き起こされるから
今はそうじゃなくても、そういうものに触れていれば、なりたい考え方や行動が引き起こされていくかもしれない。
一緒に変えていきましょう!自分を!
参考書籍
こちらは通常版。
【メンタリストDaiGo オリジナルのダウンロード特典あり】図解 自分を操る超集中力
こちらは図解が入ったムック版です。