毛布ひとつにもおもてなしの心を込める日本船伝統職人芸の「飾り毛布」に学ぶ日常の工夫と楽しみ方




たしか、それを見たのは1年前の横浜で。

JR桜木町駅の改札を出て、少し歩いたところにある帆船・日本丸。

ドックに浮かぶ日本丸の中は可能な限り、現役時代のままで保存されていて、船内は観ててとても面白かった。

当時の息遣いが残っているというか、軽くタイムスリップしたみたいで見学していてワクワクした。

ただ、そんな船内の様子と同じくらいに今回興味を惹かれたのが客室の中に綺麗に飾られた毛布。

これは飾り毛布と言って、日本の客船において提供されるサービスの1つらしく、毛布を折り紙のように花や季節の風物などの形に折って飾ったもの。

飾り毛布体験 #青森 #青函連絡船 #八甲田丸 #飾り毛布 #大輪 #花 #毛布

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たかが毛布、されど毛布。

客室の毛布の折り方ひとつにもおもてなしの心を込めようとする奥ゆかしさ。

この飾り毛布には何十種類も折り方があるらしく、その技術は給仕から給仕へ受け継がれていたそう。

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客室に入って、こんな風に飾られた毛布があったら、テンション上がるだろうな。

まさに職人芸。

今ではあまり見ないけど、こちらのホテルパラディスイン相模原では要望があれば、この飾り毛布をやっていただけるそう。

パラディスイン相模原のインスタグラムのアカウントを見ましたが、素敵なものばかり。

これを見るためだけに泊まってみたいと思ってしまうほど。

こちらのホテルの支配人の上杉さんは、ホテル業務を担いながら飾り毛布の浸透にも力を入れてるそうで、本も出しています。

買って家でやってみようかしら。

 




工夫や心がけ次第でどんなものでも価値が生まれる。

毛布というのは僕らが寝る時には欠かせないもので、いつも見慣れたものだ。

だけど、それを綺麗に折りたたんでお客さんをもてなすそんな事を考える人ってどれだけいるんだろう?

今あるものをどうやって工夫するか?

そこに日常を豊かにするヒントがあるような気がします。

毛布の固さの問題か俺の技術の問題か、中々キレイに作れない。

「飾り毛布」は毛布を折り紙みたいに折ってキレイに飾ることで価値を付け、お客さんを楽しませているし、

パラディスイン相模原は飾り毛布を提供することでお金をかけることなく、ホテル自体の価値を高めている。

『今あるもの×想い』=『工夫』が生まれるのかもしれない。

ここで言う『想い』は何も「おもてなし」みたいな高尚なものじゃなくて、純粋に「楽しみたい」くらい軽いものでもいいと思う。

 

周りから見たら、どうでもいいこだわり。

だけど、自分はそこにこだわりたい。

そんなところにヒントがあるかもしれない。

そういう点で言うと、清野とおるの『その「おこだわり」、俺にもくれよ!!』に近いものがある。

○○道の家元になる楽しみ

どの本か忘れたけど、小山薫堂さんの本の中で何でもないものに価値や面白さを見出す方法の1つとして「家元になる」というのがあった。

まるで茶道や華道のように、芸事や遊びにしてしまって、その道の専門家になってしまうというものだ。

たとえば、小山薫堂さんお風呂が好きで「湯道」なんて活動を始めたし、漫画にもなったサウナの道を説いた「サ道」なんてのもある。

面白い。

飾り毛布もこれに近いものがあると思う。

ただの工夫じゃなくて、1つの芸能になっているよね。

こんな風に考えたら、あまり気の進まない皿洗いや掃除も「皿洗道」とか「掃除道」とかみたいにしたら面白さが生まれるのかもしれない。

さて俺は一体、何の家元になれるだろう?そう考えると、ちょっと楽しくなってきた。

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ABOUTこの記事をかいた人

よざっち

神奈川生まれ、沖縄育ちの30歳。 中学・高校時代は卓球部で汗を流し、大学時代はサークルでミュージカルに熱中していました。 今はイベントスタッフと書店員の仕事で生計を立てるフリーター。 トラベラーズノートやほぼ日手帳などの手帳も大好きです。   >>詳しいプロフィール >>よざっちの欲しいものリスト