たとえ向いてなくても好きな事をやってもいい。海洋冒険家・白石康次郎に学ぶ自分の弱点の乗り越え方。

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今日、僕が働いている書店で少し残念なことがありました。

最近うちの書店にサックス奏者を目指して活動している方がバイトとして新しく入ってきました。

名前はEくんとしておきます。

その子が発表会へのプレッシャーからストレスで胃腸炎になって入院してしまったそうなのです。

それはそれで残念なお知らせなのですが、さらに残念だったのはそのEくんをネタにして皆が笑いあっていた事です。

 

「そんなにプレッシャーに弱くてミュージシャンになれるの?」と。

 

そんな風に皆がEくんを話のタネにしていたのです。

確かにそうかもしれない。

だけど、そんなことを言って笑っているのが信じられなくて、僕はそのまま無言でそこを通り過ぎました。

自分のことではないけれど、言いようのない怒りがこみ上げてきました。

 

「あなた達に彼を笑う資格があるのか」と。

 

しかし、空気が悪くなるのを恐れて何も言えなかった時点で僕もその人たちと同類ではあるのですが、どうしても伝えたい思いがあったのでここに書き留めることにしました。

この記事はサックス奏者を目指すEくんのこれからの活躍を願って。

あるエピソードをお福分けしたいと思います。

 

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たとえ向いていなくても、好きならやってもいい。

僕はヨットに向いていない。

好きなことと向いていることは違うんです。

海洋冒険家 白石康次郎

ひすいこたろうさんの著書「なぜジョブズは、黒いタートルネックしか着なかったのか? 〜真の幸せを生きるためのマイルール28〜

この本はさまざまな偉人・有名人のマイルールを紹介している本です。

この本の中で紹介されていた海洋冒険家白石康次郎のマイルールがとても素敵だったので今回はそのお話。

海洋冒険家の白石康次郎さんは、これまで3度の世界一周を達成し、さらには最も過酷なヨットレースと言われる「ヴァンデ・グローブ」もアジア人で初めて出場したすごい人です。

 

ちなみに「ヴァンデ・グローブ」がどれくらい過酷かと言うと、

たった一人で無寄港・無補給で約80日をかけて世界を一周する

というとても過酷なレースです。

 

しかも出場条件も厳しく、選ばれた選手しか出場できません。

しかし、そんな選手たちでも完走率も約半分。相当ハードなのが分かります。

 

残念ながら、リタイアにより完走はできませんでしたが、そこにアジア人として初出場したというだけで白石さんのすごさが窺い知れます。

ヨットのプロフェッショナルであり、海洋冒険家の白石さん。

そんな彼が苦手とする場所はなんとまさかの海。

船酔いしやすい体質で、ひどい時は2週間は24時間吐いていることもある。

この弱点はもうヨット乗りとしては致命的。

しかし、白石さんはあるマイルールを編み出して、この致命的な悩みを解消しました。

克服するのはあきらめて、受け入れて楽しむ。

白石さんがが考えたマイルール。

それが、

「船に乗る前に大量のオレンジジュースを飲む」

というものなのです。

まさかのオレンジジュースが船酔いを治すのに効果があった!

わけではなく、オレンジジュースが吐いても一番美味しかったそうなんです(笑)

治そうと思っても無理だった。じゃあ、どうせ吐くなら楽しく吐こうと。

そう思っていろいろ試したら、胃の粘液と混ざっても美味いのがオレンジジュースだったんだそう。

こちらのインタビューでも「楽しく吐きな」と答えてます(笑)

参考:有名海洋冒険家にあえて質問「船酔いしない方法は?」

 

『克服できなかったから諦める』ではなくて『受け入れて楽しくする』

白石さんはそんなマイルールをつくって、弱点と上手く付き合っていくことにしたんです。

自分独自のルールをつくって周りから自分を開放する。

僕もふくめて、様々なものに勝手なイメージをもって発言してしまうことはあると思います。

ただ、向いてなくても、何とかもがきながらチャレンジしている人をどうこう言う権利がどこにあるんでしょうか?

忠告でも苦言でもなく笑っていられるほど、あなた方はチャレンジをしているのでしょうか?

Eくんへ。

きっと、これからも勝手なイメージで笑われることもあると思います。

でも、そんな人たちは自分はチャレンジする事もなく、ただ安全な場所から好き勝手に評論しているただの傍観者だから。

本当にわかっている人は耳が痛い事を言うかもしれないけど、笑う事は決してしない。

だから頑張っているEくんに僕はこの言葉を送りたい。

「他人のルールは自分を縛るが、

自分のルールは自分を解放する」

ひすいこたろう

向いてないからといって、それが「君が音楽をやってはいけない」理由にはならない。

そして、これだけツールも手段も揃っている現代だから、絶対どこかに道はある。

自分なりのルールを模索してみてほしいなと思います。

そしたら向いてなくても、今よりもっと心をラクに好きな事ができるかもしれない。

表現者はプレッシャーを抱えながらも見せずに舞台に立っている。

確かにパフォーマーというのはメンタルが強い人がやっているというイメージがあります。

ただ毎回吐きそうなプレッシャーの中、それでも舞台に立っている役者さんを僕は知っています。それはやっぱり舞台が好きだから。

表と裏では見える世界が違うものだとつくづく思います。見ているようで僕らは何も見えてないのかもしれない。

僕はヨットに向いていない。

好きなことと向いていることは違うんです。

海洋冒険家 白石康次郎

向いてない。でもそれと好きかどうか、やりたいかどうかは別問題。

だから、陰で何か言われようが、気にせずに頑張ってほしいと思います。

君自身が「もういいかな」と思えるまでは続けてほしい。

 

そして、これを読んでいるあなたも自分には「向いてない」と思っているけど「好きなこと」があるのならやってみてもいいと思います。

これは自分も含めて。

笑う奴らはスルー。向いてなくても好きな事はやっていい。

マイルールをつくって弱点を受けいれて、好きな事にチャレンジしてみよう。

 

Eくんのますますのご活躍を願っております。

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シェアしてくれたら嬉しくて小躍りします。

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ABOUTこの記事をかいた人

よざっち

神奈川生まれ、沖縄育ちの29歳。 中学・高校時代は卓球部で汗を流し、大学時代は演劇サークルでミュージカルに熱中していました。 それがきっかけで大学を卒業後、役者を目指して上京。 今はイベントスタッフと書店員の仕事で生計を立てるフリーター。 お仕事ください。 演劇以外にトラベラーズノートやほぼ日手帳などの手帳も大好きです。