10年の同棲からの修羅場と別れの実録失恋エッセイ。『同棲終了日記』を読んでみた感想。

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「この幸せな毎日が、ずーっと続くと思ってた。」

そんな帯の一文にやられて貪るように読んだ、おりはらさちこさんのコミックエッセイ『同棲終了日記~10年同棲した初彼に34歳でフラれました~

同棲解消して辛い人には共感共苦できて、そして作者のこれからの人生を生きていくエネルギーに元気をもらえる一冊です。

もうこちらの意志の入る余地なく告げられた別れや2人を知った後の1人の寂しさ。

慣れ親しんだはずの部屋が空っぽになった部屋に感じる切なさ。

退去当日のあの何とも言えない胸が締め付けられるような悲しさなどなど。

経験した人にしか分からないエピソードの数々に当時のことを思い出して涙がでそうになりました(笑)

特に読んでいて心揺さぶられたのは2人の最後の食事のエピソード。

これからやってくる一人暮らしに少し楽しみを見いだせたところに、よみがえる2人での楽しかった記憶の洪水には飲み込まれちゃうよね。

目次

辛いのは自分だけじゃない。

始まりがあれば終わりがある。

出会いがあれば別れがある。

一度男女が付き合ったらそれこそ別れるか、結婚して一生一緒にいるかしかないわけですよ。

だから分かっちゃいる。分かっちゃいるけど、それこそこの幸せな毎日が、ずーっと続くと思ってました、僕も。

だから「なんでこんなに辛い思いをしなきゃいけないんだ」なんて思ってました。

でもこの本読んで、思った。

こんな辛い思いしてるのは自分だけじゃなかったんだ。

同棲解消なんてよくあることなんだ。

こんなに辛く悲しい事だけど、よくあること。

きっと僕からは見えてないだけでみんな人知れず悲しい思いを抱えながら、耐えて頑張っているんだろう。

そう思ったらスッと心がラクになりました。

もし、これを読んでる人に同棲解消して辛い思いをしてる人がいたら言ってあげたい。

「あなただけじゃないですよ、一緒に頑張りましょ」って。

1つの縁が切れるから次の縁が繋がる。

この『同棲終了日記』のあとがきの中にこんな一文がありました。

10年前には考えられなかった別れ。

その更に10年前には考えられなかった恋人の存在。

そしてこれから10年後、自分がどうなっているのか…。

『同棲終了日記』あとがきより

作者のおりはらさちこさんはこの失恋を糧にプロのマンガ家への道を歩みだしました。

いろいろあったけど、それらも全部ひっくるめた私の10年をつづろうと思う。

このマンガはこう締めくくられている。

過ぎてしまったことは仕方ない。残念だけど仕方ない。

それも全部ひっくるめてこれからの10年、自分はどうしていくのか。

30代を手前に今一度考えてみよう。

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