心に刺さった小さな棘のような後悔は一体どうしたらいいんだろう。

もう何年も前の事なのに、まるで昨日のようの事に思い出されることってないですか?

僕にはそういう事がたくさんあって、しかもそれが主に失敗したことばかり。

その度にその時の気持ちが思い出されては、恥ずかしさのあまり消えたくなったり、胸が締め付けられることがたくさんあります。

スルメだってこれだけ噛めば味がしなくなるのに、その恥ずかしさとか悲しさは一向に薄れることないし、

そのくせ嬉しかったことはもう良い思い出として出来事は覚えてても感情までは思い出せない。

嬉しかった時のことも同じように味わえればいいのにねぇ。ポジティブな人はそういう体験だけを繰り返し味わえるようになってんのかしら。

だとしたら、うらやましい限り。

そんな僕がもう2日に1回くらい思い出すのが、3年前くらいに自分たちが主催したイベントで泣きそうだった元カノの顔。

 

というのも当時、付き合ってた彼女と僕は2人とも謎解きイベントのスタッフとして働いていて、

「一度自分たちで作ったイベントを公演してみたいね」ということで互いに1作品ずつ作ってやってみたんです。

 

「楽しんでもらえるかなあ?」

 

そんな不安を感じながらも、お互いにワクワクして作った初めての自分たちのイベント。

ただそのイベント、お客さんが謎解き初体験ということもあって、勝手がわからずいまいち盛り上がり切らなかったんです。

 

慣れないイベントの主宰をしながら、空気を盛り上げようとするも上手くいかない彼女。

思い描いてたのとは違った静かな会場。

 

振り返って僕を見た時の彼女は今にも泣きだしそうでした。

 

でも、その時僕自身もいっぱいいっぱいで、何も力になれませんでした。

彼氏なのにひどい奴です。

そんな彼女と別れてからもう8か月。

日常のなんでもないシーンでその顔がふと思い出されるんです。

 

最終的にそのイベントはお客さんに楽しんでもらえたし、3年近く前の事なんでどうしようもないんですけど。

ただ、やっぱり記憶の中に『泣きそうな彼女』が現れるたんびに、もうどうにも出来ないって分かってるのに「なんとかしなきゃ」という思いにかられます。

 

もう終わったことなのに。

笑顔にしたい相手はもう傍にいないのに。

それはもう僕の役ではないのに。

 

まるで心に刺さった小さい棘のように、チクリと痛む小さな後悔。

 

この棘はどうやったら抜けるんだろう。

    ――つまらない日常を面白がろう。    

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